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所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
閲覧室	/319.8/ﾋ/	117252049	成人一般	可能

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資料詳細

タイトル	批判的安全保障論
タイトルカナ	ヒハンテキ アンゼン ホショウロン
副書名	アプローチとイシューを理解する
著者	南山 淳 ／編, 前田 幸男 ／編
著者カナ	ミナミヤマ アツシ,マエダ ユキオ
出版者	法律文化社
出版年	2022.1
ページ数	7,258p
大きさ	21cm
一般件名	安全保障
ISBN13桁	978-4-589-04181-4
言語	jpn
分類記号	319.8
内容紹介	批判的安全保障論の体系的テキスト。既存の国際政治学や安全保障論の方法論を批判的に整理し、冷戦後の安全保障の展開と安全保障概念の本質的論争を考察のうえ、批判的安全保障の理論を網羅的に概説する。
著者紹介	筑波大学人文社会系准教授。

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目次

序章 批判的安全保障論とは何か

  1 本質的論争概念としての「安全保障」再考

  2 批判的安全保障論を文脈に位置づける

  3 批判的安全保障論の意義と課題

  4 本書の意義

  5 本書の構成

第Ⅰ部 アプローチ

第1章 社会構成主義と批判理論

  1 核と日本

  2 社会構成主義アプローチ

  3 隣の迎撃ミサイル

  4 批判理論アプローチ

第2章 ポスト構造主義と国際政治社会学

  1 なぜポスト構造主義なのか?

  2 安全保障研究におけるポスト構造主義的転回

  3 国際政治社会学

  4 例外状態を通した安全保障の確保

  5 残された課題

第3章 セキュリタイゼーション

  1 国家の脅威、市民の自由、民主主義

  2 セキュリティ概念の問い直し

  3 セキュリタイゼーションという分析視角

  4 日本語で考えるセキュリタイゼーション

第4章 ポストコロニアリズムと安全保障

  1 国際秩序と帝国秩序

  2 ポストコロニアリズム批評

  3 広義のポストコロニアリズムの世界性

  4 ポストコロニアリズムと国際関係

  5 ポストコロニアリズムと安全保障

第5章 ジェンダー化する安全保障

  1 男らしさのジレンマ

  2 ホモソーシャルな国際関係

  3 「保護の神話」は誰を守るのか

  4 沈黙を破る困難

  5 ケアの倫理という対抗言説

第Ⅱ部 争点と事例

第6章 環境と批判的安全保障

  1 環境危機の背景

  2 環境の安全保障問題化

  3 気候安全保障論の登場とその意義

  4 エコロジカルな安全保障とは?

  5 ノン・ヒューマンと連帯してつくる環境安全保障

第7章 保健と批判的安全保障

  1 保健の意味の多義性

  2 疫病との戦いの歴史

  3 帝国主義と国際衛生体制

  4 近代における人口管理としての「保健」

  5 グローバルな保健安全保障

  6 安全保障問題としての保健を超えて

  7 おわりに

第8章 人間の安全保障論の現状と展望

  1 SDGsと人間の安全保障

  2 「人間の安全保障」概念とは

  3 人間の安全保障論と保護する責任論

  4 紛争後・移行期社会への政策的示唆

  5 人間の安全保障論は「吠えなかった犬」なのか?

第9章 経済安全保障

  1 <手段>ではなく<実体>としての経済安全保障へ

  2 批判的安全保障論における経済安全保障

  3 ニオクリアスの重層的な経済安全保障論

第10章 グローバルな移民/難民問題と安全保障

  1 「移民/難民問題」の構図

  2 国境を越える移住者を区分する移民/難民の境界線

  3 移民/難民の境界線の創出と硬直性

  4 狭間に陥る者を切り捨てないために

第11章 批判地政学と安全保障

  1 地政学と安全保障

  2 批判地政学と言説

  3 地政言説による現実の構成

  4 フェミニスト地政学の挑戦

  5 絡み合う地政学(geopolitics)と生政治(biopolitics)

  6 ネットワーク地政学、情動の地政学

  7 ローカル化される地政学、反地政学、オルタナティブ地政学

第12章 テロリズムの夜明け、リアリズムの黄昏

  1 銃声と爆発音

  2 テロリズムを定義する

  3 定義を破壊する

  4 政治的ラベリングのパフォーマンス

  5 ヒトラーへのテロリズム

  6 批判的テロリズム研究とリアリズムの黄昏

第13章 日米同盟/在沖縄米軍基地システムの中の沖縄

  1 日米同盟と沖縄をいかに再節合するか

  2 平和憲法/日米安保体制の二重構造

  3 統治性としての日米同盟

  4 構造的沖縄差別とセキュリタイゼーション

  5 日常化する例外状態と解放/承認としての安全保障

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