岡本 紀子/著 -- 大阪大学出版会 -- 2021.4 -- 523.1

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資料詳細

タイトル 立原道造風景の建築
タイトルカナ タチハラ ミチゾウ フウケイ ノ ケンチク
著者 岡本 紀子 /著  
著者カナ オカモト トシコ
出版者 大阪大学出版会
出版年 2021.4
ページ数 311p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-87259-726-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 523.1
内容紹介 風を愛した夭折の詩人建築家・立原道造。初期の創作から、大学以降の詩作と設計活動にいたるまで、その芸術的感性と生の刹那的な共振を、緻密な考証と大胆な仮説によって鮮やかに描く。
著者紹介 神戸市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程文化動態論専攻修了。立原道造の詩と建築を研究。

目次

序 風になった青年-立原道造の身体感覚
第一章 詩人の原風景
  1 鉛筆画のなかの日本橋
  2 夕暮れの町、少年の眼差し
  3 橘町近辺を描いたパステル画
第二章 建築への志向
  1 ソネットにみる音楽性と構築性
  2 モダニズム建築の潮流
  3 同時代の建築家の日本的意匠への関心
  4 建築家としての資質
  5 課題設計「図書館」にみる公共建築への視座
第三章 生成する建築イメージ-『方法論』
  1 テクスト=もうひとつの建築のすがた
  2 『方法論』における視覚イメージと建築体験
  3 現代の建築のイデア-人間に根づけられたる建築
第四章 信濃追分での詩作と、浅間山麓の別荘建築群
  1 十四行詩「はじめてのものに」の世界
  2 軽井沢と北軽井沢の別荘地-洋風の山荘建築と新しい共同体
  3 芸術家村構想の芽生え
第五章 芸術家コロニイの構想と設計
  1 ヴォルプスヴェーデとダルムシュタットの芸術家村
  2 芸術家コロニイの全体計画
  3 住居建築としてのロッジとコテッジ-小住宅C型を中心に
  4 三つの文化施設-音楽堂、図書館、象徴としての白い美術館
第六章 ヒアシンスハウスの世界
  1 詩のなかの建築-「石柱の歌」「晩秋」
  2 ヒアシンスハウス誕生の経緯
  3 四枚の図面から読み解くヒアシンスハウス
  4 詩と設計図の交錯-「午後に」の深淵
結 遠景としてのヒアシンスハウス