田中 輝美/著 -- 大阪大学出版会 -- 2021.4 -- 361.7

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資料詳細

タイトル 関係人口の社会学
タイトルカナ カンケイ ジンコウ ノ シャカイガク
副書名 人口減少時代の地域再生
著者 田中 輝美 /著  
著者カナ タナカ テルミ
出版者 大阪大学出版会
出版年 2021.4
ページ数 385p
大きさ 20cm
一般件名 地域社会 , 地域開発
ISBN13桁 978-4-87259-729-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 361.7
内容紹介 住む人が減ったら、地域は再生できないのか? 関係人口を社会学の見地から定義し、その役割を論じた書。事例と新たな理論の枠組みによって関係人口を位置づけ直し、人口減少時代の地域再生の方向性を示す。
著者紹介 島根県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了。博士(人間科学)。ローカルジャーナリスト。島根県立大学地域政策学部准教授。総務省ふるさとづくり大賞奨励賞受賞。

目次

序章 かつてない“危機”の中で
  1 地方消滅への過剰な対抗
  2 心の過疎化
  3 ねらいと構成
  4 本書の手法について
  5 島根県というフィールド
第1部 関係人口とは何か
第1章 誕生前史
  1 人口減少の段階による三つの時代区分
  2 「金の卵」を見送って-過疎の誕生
  3 大衆教育社会-大学進学による流出
  4 限界から消滅へ-加熱する人口獲得合戦
  5 地域衰退サイクル
第2章 関係人口の概念規定
  1 登場の意味
  2 混乱と批判
  3 社会学的背景
  4 社会学的定義
  5 広がりと多様性
第3章 関係人口の分析視角
  1 二つの問い
  2 地域再生主体の歴史的展開
  3 主体形成論の再検討
  4 社会関係資本と主体形成
  5 地域再生におけるよそ者の役割
第2部 関係人口の群像
第4章 廃校寸前から魅力ある高校へ
  1 調査対象と方法
  2 「海のサムライ」
  3 このままでは無人島になる
  4 最先端でのチャレンジ
  5 「魅力化」という本質的なビジョン
  6 志を果たしに、帰らん
第5章 シャッター通り商店街が蘇った
  1 調査対象と方法
  2 東京から一番遠いまち
  3 企業誘致から起業家誘致へ
  4 帰ってこれる島根をつくろう
  5 地元の私たちも何かしたい
  6 「人が人を呼ぶ」好循環
第6章 消滅する集落で安心して暮らす
  1 調査対象と方法
  2 平家の落人伝説
  3 役場じゃどうにもならない
  4 「俺たちはのたれ死ぬだけだ」
  5 進化する転出子懇談会
  6 集落の尊厳を守る
第3部 関係人口と地域再生
第7章 地域再生主体の形成
  1 主体形成の3ステップ
  2 「連帯型」という社会関係資本
  3 地域再生主体としての関係人口
  4 関係人口の可能性
第8章 関係人口が果たす役割
  1 地域再生サイクル
  2 地域再生サイクルにおける位置付け
  3 現代社会における地域再生
  4 地域課題という「関わりしろ」
終章 目指すべきものは何か
補論 新型コロナウイルスと関係人口