検索条件

  • 著者
    石井信平
ハイライト

シンジルト/著 -- 明石書店 -- 2021.3 -- 382.22

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /382.2/シ/ 117241976 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル オイラトの民族誌
タイトルカナ オイラト ノ ミンゾクシ
副書名 内陸アジア牧畜社会におけるエコロジーとエスニシティ
著者 シンジルト /著  
著者カナ シンジルト
出版者 明石書店
出版年 2021.3
ページ数 280p
大きさ 22cm
一般件名 モンゴル族
ISBN13桁 978-4-7503-5186-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 382.22
内容紹介 ユニークな歴史をもつ「オイラト」は、今もユーラシア各地で暮らしている。今を生きるオイラトの人びとの経験を介して、牧畜民にとっての他者はどのような存在であり、他者との共生はいかなる事態なのかを考える。
著者紹介 1967年内モンゴル自治区生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地域社会研究専攻博士課程修了。博士(社会学)。熊本大学大学院人文社会科学研究部教授。著書に「民族の語りの文法」など。

目次

第1章 めぐりあい:オイラトから人類学へ
  1.1 オイラトという同胞なる他者
  1.2 人類学における転回と連続
  1.3 非定住民という源泉
  1.4 ゾミアという概念
  1.5 集団観という課題
  1.6 本書の構成
第2章 命をいただく:三つの屠畜方法
  2.1 美味しさの歴史
  2.2 慣習法にみる人畜関係
  2.3 三種の屠畜方法
  2.4 優しさの基準
  2.5 美味しさの行方
第3章 命をはなつ:セテルという実践
  3.1 自然認識という課題
  3.2 最後の遊牧帝国の末裔
  3.3 セテルのスケッチ
  3.4 セテルは屠られないか
  3.5 セテルは環境にやさしいか
  3.6 牧畜民にとってのよいこと
第4章 幸運を求める:セテル実践の拡がり
  4.1 人畜関係の概観
  4.2 セテルの儀礼と扱い
  4.3 セテルのようなもの
  4.4 セテルの動態
  4.5 セテルのような実践
第5章 万物を横断するヤン:牧畜民の自然観の現在
  5.1 個体性
  5.2 ツェタルの実践
  5.3 ツェタルの論理
  5.4 個体性の再考
第6章 不幸を語る:土地と物を超えた存在であるオボー
  6.1 現実理解のための歴史
  6.2 変わりゆく人と人との関係
  6.3 土地をめぐる人びとの軋轢
  6.4 病が結びあわす過去と現在
  6.5 不幸の語りを突き動かすもの
第7章 喧嘩をする:牧畜民集団の生成史
  7.1 キルギス族であること
  7.2 モンゴル族であること
  7.3 モンゴル=キルギス人であること
  7.4 モンゴル=キルギス人の現在
第8章 不和を避ける:もうひとつの共生
  8.1 共生という理念
  8.2 乾親とその論理
  8.3 乾親と幸運の追求
  8.4 共生の実際
第9章 民族を横断する親族:牧畜民の集団観の現在
  9.1 親族、民族、生業
  9.2 元モンゴル系と元チベット系諸部族の現在
  9.3 ニェディの契機と機能
  9.4 ニェディにみる親族
  9.5 ニェディにみる民族
  9.6 チベット牧畜社会における集団観の動態