宮田 律/著 -- 平凡社 -- 2021.4 -- 333.8271

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じどう /333/ミ/ 121125108 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方
タイトルカナ ブキ デワ ナク イノチ ノ ミズ オ オクリタイ ナカムラ テツ イシ ノ イキカタ
著者 宮田 律 /著  
著者カナ ミヤタ オサム
出版者 平凡社
出版年 2021.4
ページ数 173p
大きさ 19cm
一般件名 国際協力 , アフガニスタン
ISBN13桁 978-4-582-83865-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 333.8271
内容紹介 2019年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師。35年にわたり、パキスタンとアフガニスタンで人道支援にあたった生涯をたどりながら、その生き方、考え方を伝える。
著者紹介 1955年山梨県生まれ。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。現代イスラム研究センター理事長。著書に「中東がわかる8つのキーワード」など。

目次

はじめに
  人の命を大切にしたいという思い/武器は絶望しかもたらさない
第1章 中村哲医師が世界に示した平和主義
  戦争でテロはなくならない/イラク戦争支持への反省を怠った日本
  アフガニスタン流の民主主義/世界に誇れる日本の平和
  武器にお金をたくさん使う帝国は没落してきた
  暴力はイスラムの教えに背くもの/他人をいたわる心情は世界共通
第2章 アフガニスタンでの三〇年間の苦闘
  食べることこそが平和をつくる/食糧緊急支援に奔走
  砂漠を緑地化して農地に/砂漠の緑地化に成功した日本人たち
  国際社会に与えた共存のヒント/江戸時代の水利技術を活かす
  農民たちの知恵/アフガニスタンで生き続ける技術
  カンダハルの「オガタ・ロード」/タリバン司令官からも称賛された活動
  人間と自然の和解を考える/国会で自衛隊のアフガニスタン派遣に反対
第3章 中村医師が見たアフガニスタンの社会
  アフガニスタンは世界一の親日国/広島・長崎への原爆投下に対する同情
  政治に口出しをしなかった日本への敬意/将来の世代へ農業技術を継承
  現地に溶け込んで支援/村の人たちが悲しんだ伊藤和也さんの死
  中村医師の生き方に重なるルーミーの詩/日本で失われつつある情景
第4章 アフガニスタンの人びとは中村哲医師を忘れない
  善き行いとは-ルーミーの詩から/多くの人に愛された「カカムラ」
  クリスチャンの中村医師が築いたモスクに人びとは集う
  壁画に描かれた中村医師/「ナカムラ」と名づけられた赤ちゃん
  絵本になった「カカ・ムラド」/「平和の敵があなたをねらった」
  アフガンでの活動の意義
第5章 コロナ禍の世界は戦争の空しさを説く
  「ブラック・ライヴズ・マター」/軍事費削減を求めるアメリカ国民
  パンデミックの時代の愚かなナショナリズム
  困窮する人を助ける重要性/戦争を望むアメリカの軍事産業
  コロナ禍でイランに制裁を強化するアメリカ
  制裁は弱い人たちを苦しめる/自爆テロは絶望の表われ
  平和に貢献する方法はいくらでもある/コロナ禍で求められること
おわりに
  コロナ対策に成功した女性指導者たち/胸を張って「日本人」と言える国に
  いったん武器を使うと歯止めがきかなくなる
  人間らしく生きることを支える/平和をつくるには忍耐と努力が必要