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洪水と確率
貸出可
中村 晋一郎/著 -- 東京大学出版会 -- 2021.3 -- 517.1
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1
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/517.1/ナ/
117240721
成人一般
可能
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資料詳細
タイトル
洪水と確率
タイトルカナ
コウズイ ト カクリツ
副書名
基本高水をめぐる技術と社会の近代史
著者
中村 晋一郎
/著
著者カナ
ナカムラ シンイチロウ
出版者
東京大学出版会
出版年
2021.3
ページ数
6,195p
大きさ
22cm
一般件名
水理学-歴史
,
治水-歴史
ISBN13桁
978-4-13-068801-7
言語
jpn
分類記号
517.1
内容紹介
近年多発する水害。治水計画の基本となる流量「基本高水」は日本においてどのように決められてきたのか。明治期~終戦直後の「既往最大主義」から戦後の「確率主義」への変遷を、技術的側面と社会的側面から詳細にたどる。
著者紹介
1982年宮崎県生まれ。東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程修了。名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻准教授。博士(工学)。共著に「水の日本地図」など。
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目次
1章 既往最大主義の時代
1.「流量」の到来と近代河川工学の幕明け
2.日本で最初の計画対象流量
3.明治29年河川法制定後の計画対象流量
4.利根川の特殊性からみた既往最大主義
2章 確率主義の萌芽
1.水害多発期の到来と治水調査会
2.昭和28年西日本大水害と白川改修
3.白川改修計画の計画対象流量
4.昭和29年白川改修計画における確率主義とその構造
3章 確率主義の誕生
1.治水計画の経済性
2.水文統計学の挑戦
3.水文統計学の実河川への適用
4.河川計画課の設置と河川砂防技術基準
5.基本高水と確率主義の誕生,そして残された課題
6.確率主義誕生までの過程とその構造
4章 確率主義の変容
1.経済計画への治水計画の同化
2.所得倍増計画と基本高水
3.計画規模と確率主義の変容
終章
2つの問いをめぐる基本高水の近代史
次なるパラダイムへ
補論 基本高水にみる日本の近代治水のパラダイムシフト
はじめに
基本高水の改定要因にもとづく歴史区分
第1時代:近代社会への変革(1910~1933年)
第2時代:大洪水への対応(1934~1967年)
第3時代:経済成長への対応(1968~2010年)
おわりに
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