帯谷 博明/著 -- 昭和堂 -- 2021.2 -- 517.091

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /517.0/オ/ 117239624 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 水環境ガバナンスの社会学
タイトルカナ ミズ カンキョウ ガバナンス ノ シャカイガク
副書名 開発・災害・市民参加
著者 帯谷 博明 /著  
著者カナ オビタニ ヒロアキ
出版者 昭和堂
出版年 2021.2
ページ数 7,209p
大きさ 22cm
一般件名 河川行政 , 自然保護
ISBN13桁 978-4-8122-2012-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 517.091
内容紹介 川や湖、海などの水環境は開発すべき資源か、保護・再生すべき自然か? あるいは災害をもたらす脅威か? 現代の水環境の諸課題と社会の側の対応の変化を社会学の視点から考察し、社会学的な政策論を提示する。
著者紹介 1973年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。甲南大学文学部教授。著書に「ダム建設をめぐる環境運動と地域再生」など。

目次

第1章 水の利用・管理をめぐるガバメントとガバナンス
  1 水とガバナンスへの注目
  2 統治の場の「広がり」と「プロセス」-ガバナンスの登場と展開
  3 水ガバナンスへの注目と懸念
  4 日本における水のガバメントとガバナンス
  5 ガバナンス研究に向けて
第2章 河川行政の焦点と変容
  1 河川行政への視点
  2 研究対象と方法
  3 特集テーマの分類と量的・質的変化
  4 予算「基本方針」との対比
第3章 河川のガバナンスの動態
  1 環境ガバナンスの時代とソーシャル・キャピタル
  2 日本における河川行政と市民セクターの変化
  3 大野川流域の市民セクターの動向-活動の盛衰
  4 ソーシャル・キャピタルから見るガバナンスの動態
第4章 脱ダムとオルタナティブな発展をめざす社会的企業の展開
  1 開発計画の中止とその後
  2 ダム運動の展開と類型
  3 細川内ダム問題と運動の展開
  4 社会的企業の活動展開とオルタナティブな発展
  5 構築された「キャパシティ」
第5章 東日本大震災・津波被害からの復旧・復興活動と受援力
  1 東日本大震災と復旧・復興活動
  2 災害復興におけるレジリエンスとソーシャル・キャピタル
  3 唐桑の地域概要と震災被害
  4 漁業者による植林運動と復旧・復興活動
  5 震災ボランティアと被災漁業者による「コミュニティ」形成の試み
  6 コミュニティの「受援力」を高めるために
第6章 都市河川の利用・開発と景観変容
  1 まち歩き型フィールドワーク案内
  2 ならまちの景観と川
  3 消えた川をたどる-人びとの記憶を求めて
  4 川の変化と人びとの多様な物語
第7章 ベトナム・メコンデルタ農村の近代化と住民生活
  1 変容するベトナムの農村社会
  2 メコンデルタの開発と農業
  3 先行研究にみるベトナム農村
  4 研究方法と地域の概要
  5 農業と生活の変容
第8章 規制なき「コモンズ」の行方
  1 社会調査をめぐる課題
  2 自然環境の利用形態とその変容-水との関わり
  3 住民の環境認識
  4 環境利用・管理の来し方行く方
終章 ガバナンス研究の充実に向けて
  1 本書の総括-水環境ガバナンスへのアプローチ
  2 環境ガバナンスの社会学研究と今後の課題