小松 理虔/著 -- 筑摩書房 -- 2021.1 -- 318.626

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /318/コ/ 121121354 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 地方を生きる
タイトルカナ チホウ オ イキル
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 小松 理虔 /著  
著者カナ コマツ リケン
出版者 筑摩書房
出版年 2021.1
ページ数 233p
大きさ 18cm
一般件名 地域開発-いわき市
ISBN13桁 978-4-480-68392-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 318.626
内容紹介 いま、余白がある「地方」にこそ可能性が広がっている。福島県いわき市を拠点とする活動家がこれまでの活動や取り組み、そこで出会った人たちの興味深い活動などを紹介しつつ、地方で生きるとはどういうことなのかを語る。
著者紹介 1979年いわき市生まれ。ローカルアクティビスト。「新復興論」で大佛次郎論壇賞を受賞。

目次

はじめに
第一章 郷に入りては、郷を面白がる
  地元・ローカル・地域/ローカル・アクティビストって?/ポジティブとネガティブを引き受ける/外に出てはじめて気づく魅力/ローカル嫌いの報道記者/メディアとは人のあり方である/目の前のチャンスに飛び込む/目にするすべてが新鮮な異国の地/上海で感じた、自らの成長実感/ローカルは深く刺さる/「つまらない」と決めつけない/ヨソモノの視点/課題の開示も、深く刺さる/アートとの出会い/思い立ったら実践
第二章 ふまじめな場づくり
  「場」ってなんだ?/「晴耕雨読2・0」の暮らし/ウェブマガジンの効能/二枚目の名刺/「ユートピア」に生まれたオルタナティブスペース/公共圏への「はみ出し」/課題から生まれる公共性/どんなことでも面白がること
第三章 ローカルと食
  食は地域のシンボル/ぼくと食の歴史/食べることと地域/魅力的ないわきの食/風土から食は生まれる/かまぼこから考える、食との距離感/ポジティブな公私混同/放射能測定と美食/中途半端さがゆえに得るもの/「さかなのば」の実践
第四章 ローカル「クソ」話
  いいことばかりでない/地方暮らしの金銭事情/自分の中の「勝利ライン」を下げる/労働者に対する鈍感さ/「風通しの悪さ」が魅力を減らす/食は多様でも、職は多様ではない/同質性という地方の課題/「大きな物語」からおりる/農村型コミュニティ・都市型コミュニティ/新たな価値観をつくる/いるコミュニティ・やるコミュニティ/誰もがただそこにいられる場
第五章 地域の「復興」とは
  模索の痕跡/固有の生を生きる/自分だけの復興でよい/まちは新しくなったけど/復興というマジックワード/地域づくりの「共事者」とは?/公共性はあとづけでよい/「いま」は過去の未来/地元のことは地元で決める/小さな集まりをつくる/小さなものを集める働き方/ローカル・アクティビストは「ソトモノ」であれ
第六章 エラーと生きる
  先行きが見えないのはどこも同じ/人が人を分断する/人との距離が遠くなる/人間関係の修復のために/三密を回復せよ/都市の情報に踊らされるな/リモートとローカル/不確実性と生きる/エラーに希望を!/壁を壊したヨソモノの一言/自分だけの復興を生きる
あとがき