脇田 健一/編 -- 京都大学学術出版会 -- 2020.12 -- 468

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資料詳細

タイトル 流域ガバナンス
タイトルカナ リュウイキ ガバナンス
副書名 地域の「しあわせ」と流域の「健全性」
叢書名 環境人間学と地域
著者 脇田 健一 /編, 谷内 茂雄 /編, 奥田 昇 /編  
著者カナ ワキタ ケンイチ,ヤチ シゲオ,オクダ ノボル
出版者 京都大学学術出版会
出版年 2020.12
ページ数 11,454p
大きさ 22cm
一般件名 生態学 , 河川 , 生物多様性 , 地域社会
ISBN13桁 978-4-8140-0303-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 468
内容紹介 地域の「しあわせ」と流域の「健全性」の間に対話は成立するのか? 流域という空間が孕む「アポリア(難問)」に取り組むため、栄養循環・生物多様性・地域活動・しあわせ、「4つの歯車」がかみ合う道を探る。
著者紹介 龍谷大学社会学部教授。専門分野は環境社会学。

目次

序 地球環境の中の流域問題と流域ガバナンスのアポリア
  序-1 流域への注目と2つの研究戦略
  序-2 学際研究・文理融合研究から超学際的研究へ
第1章 流域ガバナンス研究の考え方
  第1章解説
  1-1 文理融合型研究プロジェクトの「残された課題」
  1-2 流域における生物多様性と栄養循環
  1-3 流域における地域の「しあわせ」と生物多様性
  1-4 「4つの歯車」仮説垂直志向の研究戦略の展開
  1-5 2つの流域を比較することの意味
  コラム1-1 湖沼をめぐる循環とガバナンス-2つの視点はなぜ重要か?
  コラム1-2 環境トレーサビリティと流域の環境
第2章 野洲川流域における超学際的研究の展開
  第2章解説
  2-1 琵琶湖と野洲川流域-インフラ型流域社会の特徴
  2-2 上流の森を保全する多様な主体の「緩やかなつながり」
  2-3 圃場整備と少子高齢化-「地域の環境ものさし」によるアクションリサーチ
  2-4 魚と人と水田-「魚のゆりかご水田」
  2-5 在来魚がにぎわう内湖の再生に向けて
  2-6 南湖の水草問題をめぐる重層的なアプローチ
  コラム2-1 水田における栄養循環調査-田越し灌漑と冬季湛水は水質保全に貢献するか?
  コラム2-2 「鮒の母田回帰」を確かめる-ストロンチウム安定同位体比による分析
第3章 流域の対話を促進するために
  第3章解説
  3-1 流域の栄養循環と生物多様性との関係
  3-2 信頼関係がつむぐ主観的幸福感-野洲川流域アンケート調査に対するマルチレベル分析
  3-3 流域の栄養循環と地域のしあわせを生物多様性でつなぐ
  コラム3-1 リンはどこからやってくるのか?-リン酸酸素安定同位体比による分析
  コラム3-2 流域からの地下水経由による琵琶湖へのリン供給
  コラム3-3 産業連関分析からひもとく経済活動が引き起こすリンの流れ
第4章 シラン・サンタローサ流域における超学際的研究の展開
  第4章解説
  4-1 ラグナ湖流域における人口の急速な増加と開発-流域管理の課題
  4-2 シラン・サンタローサ流域におけるコミュニティが抱える課題-カルメン村を事例として
  4-3 シラン・サンタローサ流域における栄養負荷、栄養循環と生物多様性の現状
  4-4 サンタローサ流域における共通の関心(Boundary Object)-地下水問題
  4-5 サンタローサ流域委員会の発展と地域の福祉
第5章 流域ガバナンス研究の超学際的発展にむけて
  5-1 垂直志向の研究戦略から明らかになったこと
  5-2 多様な流域のモザイクとしての地球