吉川 卓郎/著 -- 晃洋書房 -- 2020.12 -- 312.277

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資料詳細

タイトル ヨルダンの政治・軍事・社会運動
タイトルカナ ヨルダン ノ セイジ グンジ シャカイ ウンドウ
副書名 倒れない王国の模索
著者 吉川 卓郎 /著  
著者カナ キッカワ タクロウ
出版者 晃洋書房
出版年 2020.12
ページ数 3,190p
大きさ 22cm
一般件名 ヨルダン-政治・行政
ISBN13桁 978-4-7710-3418-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.277
内容紹介 激動する中東の只中にありながら、なぜヨルダンの王制は今日まで生き残れたのか。ヨルダン政府がどのように体制防衛を成功させてきたのか、比較政治学、国際政治学、中東地域研究の分析枠組を駆使し、その全貌に迫る。
著者紹介 1974年岡山県生まれ。立命館大学大学院国際関係研究科単位取得退学(国際関係学博士)。立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授。著書に「イスラーム政治と国民国家」など。

目次

序章 強い「弱国」をめぐるパラドクス
  1 ヨルダンから見えてくる中東の現実
  2 認識上の問題点と先行研究
第1章 建国史
  はじめに
  1 ヨルダン建国史
  2 正統性の成立要素
  3 危機の50年代
  4 国内パレスチナ問題と財政危機
  5 2つの自由化
  おわりに
第2章 政治体制の強靱性
  はじめに
  1 ヨルダンの権威主義体制
  2 開放された下院での論争(1989-2010年)
  3 2011年民主化運動と体制の安全保障
  おわりに
第3章 もうひとつのヨルダン史
  はじめに
  1 同胞団の誕生と成長
  2 政治活動の本格化
  3 イスラーム行動戦線党(IAF)の時代
  4 中東和平への反対
  5 IAF化する同胞団
  おわりに
第4章 社会運動
  はじめに
  1 ヨルダンの社会運動とその帰結
  2 「アラブの春」と同胞団
  3 同胞団運動の選んだ「帰結」
  おわりに
第5章 緩衝国家における「国王陛下の軍隊」の構造
  はじめに
  1 ヨルダン軍の起源
  2 中東戦争とヨルダン
  3 新しい戦争の時代
  4 「アラブの春」を越えて
  おわりに
第6章 開発援助と安全保障
  はじめに
  1 日本の中東外交におけるヨルダンの位置
  2 ヨルダンへのODA,ヨルダンを通じたODA
  3 軍事安全保障の問題とヨルダンODA
  おわりに
  附録 ヨルダン川について
終章 体制の現在と未来
  はじめに
  1 国家と社会
  2 国際社会とヨルダン
  おわりに