松井 茂記/著 -- 有斐閣 -- 2020.12 -- 316.1

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閲覧室 /316.1/マ/ 117150201 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 表現の自由に守る価値はあるか
タイトルカナ ヒョウゲン ノ ジユウ ニ マモル カチ ワ アルカ
著者 松井 茂記 /著  
著者カナ マツイ シゲノリ
出版者 有斐閣
出版年 2020.12
ページ数 10,389p
大きさ 22cm
一般件名 表現の自由
ISBN13桁 978-4-641-22800-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 316.1
内容紹介 ヘイトスピーチ、テロや暴力をあおるSNS、リベンジポルノ、フェイクニュース…これらが問題となるたびに「表現の自由」は後退させられていく。果たして表現の自由には守るべき価値はないのか、問題提起する。
著者紹介 1955年愛知県生まれ。ブリティッシュコロンビア大学教授。大阪大学名誉教授。著書に「司法審査と民主主義」など。

目次

第1章 ヘイトスピーチと表現の自由
  はじめに
  1.1 日本におけるヘイトスピーチ問題の歴史
  1.2 在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチ
  1.3 民事的救済および刑事処罰の可能性
  1.4 ヘイトスピーチ禁止を求める声の高まり
  1.5 ヘイトスピーチ禁止の合憲性
  1.6 提案されているヘイトスピーチ禁止は正当化されるか
  1.7 ヘイトスピーチ対策法および大阪市・川崎市条例の合憲性
  1.8 ヘイトスピーチの現在
第2章 テロリズム促進的表現と表現の自由
  はじめに
  2.1 テロリスト行為とテロリズム促進的表現
  2.2 各国のテロリズム対策
  2.3 違法な行為の煽動と表現の自由
  2.4 テロリズム促進的表現と表現の自由-アメリカおよびカナダとの比較
  2.5 テロリズム促進的表現と表現の自由-日本国憲法の下で
  2.6 政府とプラットフォームの共同規制
  結びに代えて
第3章 リベンジ・ポルノと表現の自由
  はじめに
  3.1 リベンジ・ポルノ
  3.2 リベンジ・ポルノをめぐる法律の状況
  3.3 アメリカの状況
  3.4 制定されている州法にみられる共通点と差異
  3.5 リベンジ・ポルノの公表禁止と表現の自由
  3.6 加害者の特定とサイト管理者の責任
  3.7 リベンジ・ポルノ防止法
  結びに代えて
第4章 インターネット上の選挙活動の解禁と表現の自由
  はじめに
  4.1 これまでの状況
  4.2 インターネット上の選挙活動の解禁
  4.3 ウェブサイト等を利用した選挙活動
  4.4 電子メールを利用した選挙活動
  4.5 有料広告
  4.6 選挙の公正さを確保するための課題
  結びに代えて
第5章 フェイク・ニュースと表現の自由
  はじめに
  5.1 アメリカ大統領選挙とフェイク・ニュース
  5.2 フェイク・ニュースと表現の自由-アメリカの場合
  5.3 フェイク・ニュースと表現の自由-カナダの場合
  5.4 虚偽の表現と表現の自由を考える
  5.5 虚偽の表現の拡散を振り返る
  結びに代えて
第6章 「忘れられる権利」と表現の自由
  はじめに
  6.1 「忘れられる権利」の展開
  6.2 日本における「忘れられる権利」
  6.3 「忘れられる権利」をどう考えるべきか
  6.4 「忘れられる権利」とグーグル
  6.5 「忘れられる権利」と裁判所の管轄権
  結びに代えて