岡田 温司/著 -- 筑摩書房 -- 2020.12 -- 702.099

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /702/オ/ 121121487 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 西洋美術とレイシズム
タイトルカナ セイヨウ ビジュツ ト レイシズム
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 岡田 温司 /著  
著者カナ オカダ アツシ
出版者 筑摩書房
出版年 2020.12
ページ数 185,6p
大きさ 18cm
一般件名 キリスト教美術 , 人種差別
ISBN13桁 978-4-480-68390-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 702.099
内容紹介 聖書に登場する呪われた人、迫害された人を、西洋美術はどのように描いてきたか。2000年に及ぶ歴史の中で培われてきた人種差別のイメージをキリスト教美術から読み解く。
著者紹介 1954年広島県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。同大学名誉教授。京都精華大学大学院特任教授。「モランディとその時代」で吉田秀和賞受賞。

目次

はじめに
第Ⅰ章 呪われた息子-ハムとその運命
  ノアの泥酔と呪われた息子ハム/祝福と呪い/褐色肌のハムの子孫とアフリカ/「奴隷」をめぐって/ノアの泥酔とキリストの受難/幼児イエスの「割礼」とノアの「去勢」/ミケランジェロの描くハム/イエスを苦しめる存在とは/「奴隷」の肖像/四大陸の寓意/搾取の「トロフィー」/「まだらの黒人」/ハムの呪いと奴隷制/近代科学とレイシズム/優生思想のなかのハム/現代に生きる「ハムの呪い」
第Ⅱ章 ハガルとイシュマエル-追放された母子
  エジプトの女奴隷ハガル/ムスリムとしてのイシュマエル/イスラム教におけるアブラハム父子/ユダヤ人としてのハガル/オランダとイタリア/十六世紀のヴァリエーション/十七世紀における解釈と脚色/宗教改革のなかのハガル母子/ジプシーとしてのハガル/ポルノグラフィーとしてのハガル/対抗宗教改革のイタリア/黒人のハガル/イシュマエルと孤児たち/悲劇のヒロインとしてのハガル/オリエンタリズムのなかのハガル/さまざまなる近代のハガル
第Ⅲ章 賢者と聖人-キリスト教とレイシズムの諸相
  シバの女王-「わたしは黒くて美しい」/黒いシバの女王/白く描かれたアフリカの女王たち/オリエンタリズムとシバの女王/三人のマギ/マギの黒人従者/黒人のマギの登場/イタリアの例/南米の先住民族のマギ/アンチキリストの礼拝?/バロックのマギ/エチオピアの宦官/黒人の聖人、マウリティウス/パレルモの黒人聖人/殉教の聖人たち/双生の兄弟の奇蹟
おわりに