高田 義人/著 -- 同成社 -- 2020.10 -- 210.36

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資料詳細

タイトル 平安貴族社会と技能官人
タイトルカナ ヘイアン キゾク シャカイ ト ギノウ カンジン
叢書名 同成社古代史選書
著者 高田 義人 /著  
著者カナ タカダ ヨシヒト
出版者 同成社
出版年 2020.10
ページ数 6,286p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-平安時代 , 官人
ISBN13桁 978-4-88621-854-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.36
内容紹介 医道や陰陽道など国家統治に必要な学問や知識を司った技能官人。技能を獲得し、官職を家業化した氏族の成立と変遷、諸道の構造と秩序を解明し、平安貴族社会における技能官人の存在形態を描く。
著者紹介 1967年栃木県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程前期修了。宮内庁書陵部編修調査官。共編著に「陰陽道関係史料」がある。

目次

第一章 九世紀以前における技能官人の家業形成
  第一節 持統朝以前の技能受容と伝習
  第二節 奈良時代における技能官人の組織化と養成
  第三節 養成政策の転換
  第四節 技能世襲氏族の出現
  第五節 技能官人の家業形成とその背景
  第六節 「重代」の重視
第二章 九・十世紀における技能官人の門流形成とその特質
  第一節 紀伝道における課試と門流
  第二節 明法道における課試と門流
  第三節 算道における課試と門流
  第四節 医道における課試と門流
  第五節 諸道における門流の特質
第三章 暦家賀茂氏の家業形成
  第一節 宿曜師の造暦活動への参与
  第二節 造暦体制の変遷
  第三節 博士職の継承
  第四節 賀茂氏の文書・記録の集積と家説の形成
  第五節 賀茂氏の暦道家業化
第四章 天文家安倍氏における家業の継承
  第一節 天文博士補任状況にみる安倍氏の台頭
  第二節 譲任慣例化の背景
  第三節 陰陽家としての活動と収益
  第四節 技能官人の存在形態
補論1 安倍晴明の官歴
第五章 陰陽道における官職家業化の進展と下級技能官人
  第一節 安倍・賀茂両氏による陰陽頭・助の独占
  第二節 寮下級官職における氏族の固定化
  第三節 安倍・賀茂両氏と寮下級官人層との関係
  第四節 昇進ルートの変化と連奏
  第五節 官職家業化と連奏
第六章 平安貴族社会と陰陽道官人
  第一節 九・十世紀陰陽寮の変革
  第二節 十世紀後半~十一世紀中頃の陰陽道技能官人集団
  第三節 十一世紀中頃以降の集団の階層化
  第四節 官司請負と技能官人集団
第七章 医道における博士家と門生家の成立
  第一節 和気・丹波両氏の台頭
  第二節 和気・丹波両氏以外の技能世襲氏族
  第三節 医道における家格の成立と丹波雅忠
  第四節 医道官人集団の構造
補論2 医師和気貞説の改姓
第八章 藤原兼実と医家
  第一節 平安時代末期~鎌倉時代初期の医家の動向
  第二節 上流貴族藤原兼実にとっての医家
  第三節 医家にとっての上流貴族藤原兼実
  第四節 平安末期の貴族社会と医家
終章 平安期技能官人私論
  第一節 九・十世紀における技能官人の家業形成と門流
  第二節 十一世紀中葉における博士家と門生家の成立とその意義
  第三節 十二世紀後半~十三世紀の博士家と門生家
  第四節 平安貴族社会と技能官人