中島 楽章/著 -- 思文閣出版 -- 2020.8 -- 219.903

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資料詳細

タイトル 大航海時代の海域アジアと琉球
タイトルカナ ダイコウカイ ジダイ ノ カイイキ アジア ト リュウキュウ
副書名 レキオスを求めて
著者 中島 楽章 /著  
著者カナ ナカジマ ガクショウ
出版者 思文閣出版
出版年 2020.8
ページ数 9,449,161p
大きさ 22cm
一般件名 琉球 , ポルトガル-対外関係-アジア-歴史 , スペイン-対外関係-アジア-歴史
ISBN13桁 978-4-7842-1989-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 219.903
内容紹介 大航海時代、中継貿易で栄えた琉球(レキオス)。ヨーロッパの文献、地図などを縦横に用いて、海域アジアの全体状況、ヨーロッパにおける地理認識の変化、古琉球期の琉球王国の活動を多角的に解明する。
著者紹介 1964年長野県生まれ。早稲田大学文学研究科修士課程修了。博士(文学)(同大学)。九州大学大学院人文科学研究院准教授。著書に「明代郷村の紛争と秩序」など。

目次

序章 古琉球海外交流史とヨーロッパ史料
  一 古琉球海外交流史と東アジア史料
  二 古琉球史とヨーロッパ史料(一)
  三 古琉球史とヨーロッパ史料(二)
  四 古琉球海外交流史研究の進展
  五 本書の課題と構成
第Ⅰ部 世界図と東アジア
第1章 世界図の発達と東アジア
  はじめに
  一 プトレマイオス地理学における東部アジア
  二 イスラーム地理学における東部アジア
  三 マルコ・ポーロ系東部アジア図
  四 新プトレマイオス図とその影響
  五 ポルトガルの海域アジア進出とカンティーノ図
  六 カヴェリ図のチンジリナ島と琉球
  小結
第2章 フランシスコ・ロドリゲスの地図(一)
  はじめに
  一 ポルトガルの海域アジア進出とフランシスコ・ロドリゲス
  二 『フランシスコ・ロドリゲスの書』の伝来と構成
  三 ロドリゲス図の全体構成
  四 ロドリゲス図の成立過程
  小結
第3章 フランシスコ・ロドリゲスの地図(二)
  はじめに
  一 フランシスコ・ロドリゲスの中国航路誌
  二 ロドリゲスの東アジア地図(一)
  三 ロドリゲスの東アジア地図(二)
  四 ロドリゲス図からレイネル図へ
  五 ロドリゲス図とミラー図の琉球
  小結
第4章 ジパングとパリオコ
  はじめに
  一 ジパング=フィリピン諸島説について
  二 大航海時代初期の世界図におけるジパング
  三 ポルトガル世界図におけるパリオコ島
  四 パリオコの語源をめぐる諸説
  五 パリオコの語源に関する一仮説
  小結
第Ⅱ部 ゴーレスとレキオス
第5章 ゴーレス再考(一)
  はじめに
  一 ゴーレス論争の進展とその論点
  二 アラビア語史料のアル・グール情報
  三 マラッカ占領前後、アルブケルケ関係書簡のゴーレス情報
  四 ゴーレスからレキオスへ
  小結
第6章 ゴーレス再考(二)
  はじめに
  一 ゴーレスの語源をめぐる諸説
  二 ゴーレスとゴリ、琉球と高麗
  三 高麗とアル・グール
  四 アル・グールからゴーレスへ
  小結
第7章 マラッカの琉球人(一)
  はじめに
  一 港市国家マラッカの発展
  二 マラッカと海域アジア貿易
  三 『歴代宝案』のマラッカ通交関係文書
  四 『歴代宝案』にみるマラッカ通交
  五 ラクサマナと琉球・チャンパ
  六 尚真王時代の琉球と海外貿易
  小結
第8章 マラッカの琉球人(二)
  はじめに
  一 アルブケルケ関係書簡にみる琉球人
  二 『アルブケルケ実録』にみる琉球人
  三 『アジア史』『ドゥアルテ・バルボザの書』にみる琉球人
  四 トメ・ピレス『東方諸国記』にみる琉球人
  五 ポルトガル史料にみる琉球のマラッカ貿易
  小結
第Ⅲ部 レキオスを求めて
第9章 レキオスは何処に
  はじめに
  一 フェルナン・ペレス・デ・アンドラーデの広東渡航
  二 ジョルジェ・マスカレーニャスの琉球探査と福建渡航
  三 広州のポルトガル人捕囚による琉球情報
  四 一五三〇年代の南シナ海貿易と琉球
  小結
第10章 マゼランとレキオス
  はじめに
  一 マゼランのアジア遠征計画と琉球認識
  二 マゼラン艦隊のイタリア人乗員による琉球情報
  三 マゼランの後継者たち
  四 マゼラン艦隊の琉球情報と世界図
  五 サンタ・クルス『世界全島総誌』の琉球情報
  六 琉球船のベトナム中部貿易
  小結
第11章 レキオス到達(一)
  はじめに
  一 アントニオ・ガルヴァンの琉球情報
  二 ビリャロボス艦隊の海域アジア還征
  三 一五四二年、ポルトガル人の琉球漂着
  四 一五四二年、ポルトガル人種子島到達説について
  五 一五四二年、種子島漂着説の検証
  六 ポルトガル人琉球漂着と海域アジア交易
  小結
第12章 レキオス到達(二)
  はじめに
  一 琉球・日本「発見」と世界図
  二 ロボ・オメン図における南西諸島
  三 ディオゴ・オメン図と海陸の琉球
  四 『東洋遍歴記』の琉球と「銀の島々」
  五 一五七〇年代の東アジア海域と琉球情報
  六 「アルメニオ」島と金銀島伝承
  小結
終章 大航海時代の琉球王国
  一 ヨーロッパ人の海域アジア進出と琉球情報
  二 古琉球期海上貿易の長期的動向
  三 琉球の中継貿易と日本列島
  四 港市国家としての琉球王国
  五 「交易の時代」の琉球王国