榎本 博明/著 -- 筑摩書房 -- 2020.5 -- 371.47

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /371/エ/ 121060529 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「さみしさ」の力
タイトルカナ サミシサ ノ チカラ
副書名 孤独と自立の心理学
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 榎本 博明 /著  
著者カナ エノモト ヒロアキ
出版者 筑摩書房
出版年 2020.5
ページ数 159p
大きさ 18cm
一般件名 青年心理学 , 孤独
ISBN13桁 978-4-480-68375-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 371.47
内容紹介 自分の内面に目が向かうようになる青年期。誰とも違う個別性の自覚とともに、痛切な「さみしさ」が生まれてくる。さみしさの様相をとらえつつ、さみしさを糧にして自立という大きな心理的課題に取り組む方法について考える。
著者紹介 1955年東京生まれ。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に「<ほんとうの自分>のつくり方」など。

目次

はじめに
第1章 「さみしさ」を感じるのは自立への第一歩
  自分が嫌になることがある/親の言葉や態度に、なぜかイライラする/もう言いなりではいられない/秘密をもつ/わかってほしい、でも見透かされたくない/依存と自立の間で揺れる心/タテの関係からヨコの関係へ
第2章 自己の個別性への気づきがもたらす「さみしさ」
  自分と向き合うことで芽生える自己意識/自分だけみんなと違うように感じる/自己の独自性の意識と孤独/自分はどこに向かっているのか/自分の人生は自分で背負っていくしかない/だれともわかり合えないさみしさ/孤独だからこそ自意識を麻痺させることも/間柄の文化の住人だからこそ切実な孤独感/幼い頃を懐かしむ心理の意味するもの/出産外傷説/胎内回帰願望
第3章 つながっていても孤独
  仲間といると気が紛れる/つながっていないと不安/盛り上がった後のさみしさ/一人でいられない症候群?/社交のもつ本質的なむなしさ/一緒にいてもさみしい/道化のペルソナが外れない/社交家のさみしさ/群集の中の孤独/SNSが助長する浅いつながり/浅いつながりの世界から脱したい
第4章 孤独だからこそ、人を切実に求める
  世界からの疎外感/さみしいからこそ、人と深くつながりたい/恋愛は幻の橋かけ作業/さみしさの足りない時代?/自立に向けて突き放してくれない親/子どもを呑み込み、自立を許さない母性/秘密をもち、反抗して、自分づくりに向かう時期
第5章 一人を持ちこたえる力
  さみしさを取り戻す/一人でいられる力がないと不毛なつながりに縛られる/見捨てられ不安を克服する/強すぎる甘えを克服する/一人にならないと心の声は聞こえてこない/ときには退屈な時間を過ごすのもよい/一人でいられるのは成熟の証
おわりに