矢崎 千華/著 -- 生活書院 -- 2020.2 -- 210.6

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閲覧室 /210.6/ヤ/ 117148114 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「身の上」の歴史社会学
タイトルカナ ミノウエ ノ レキシ シャカイガク
副書名 明治時代の自己物語から考える近代化と共同性
著者 矢崎 千華 /著  
著者カナ ヤザキ チカ
出版者 生活書院
出版年 2020.2
ページ数 246p
大きさ 21cm
一般件名 日本-歴史-明治時代 , 身上相談 , 自叙伝
ISBN13桁 978-4-86500-110-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.6
内容紹介 明治時代の「身の上相談」や日記、投書に記述されている人びとの「身の上」を自己物語として読み解き、個々人が「物語」を語りうるようになった過程と、「物語」を語ることの社会的な機能について詳細に論じる。
著者紹介 1983年生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)。関東学院大学社会学部現代社会学科講師。

目次

序章 「身の上」の歴史社会学と自己物語記述様式
  1 「物語」のはじまりを問う
  2 本書の目的
  3 なぜ明治時代か-「近代化」と「ことば」
  4 自己物語としての「身の上」
  5 言語編成を見る-分析視角
  6 「物語り」から「物語」へ
  7 自己物語と「共同性」
  8 本書の構成
第1章 自己物語記述様式の成立を支える諸状況
  1 本章の目的
  2 『國語元年』における日本語表象-「全国統一話しことば」
  3 識字をめぐる諸状況-教育・出版・活字
  4 「読む」態度あるいは方法の変容
  5 「国語」の創造
  6 言文一致と「主体」の発見
  7 「ことば」と認識
第2章 「ことば」を分析する方法
  1 本章の目的
  2 ディスコース分析の利点と難点
  3 ストーリーの社会学の利点と難点
  4 構造的ナラティヴ分析の展開
  5 ナラティヴの構造と言語編成
  6 本書の方法論的視座
第3章 「身の上」の成立
  1 本章の目的
  2 分析の対象と視点
  3 「身の上相談」の言語編成
  4 「身の上」の成立-「身の上」として語ること
  5 「身の上」の記述を可能にしたもの
  6 「物語」と生活世界の記述
第4章 自己物語と「共同性」の生成
  1 本章の目的
  2 日記に現れる自己物語を分析すること
  3 「物語」を捉える視点-物語論と自己論から
  4 日記に現れる自己物語
  5 「物語」という様式と「共同性」の生成
第5章 女性と「不幸の共同体」
  1 本章の目的
  2 分析の対象と方法
  3 「不幸」についての記述
  4 「不幸」を受け入れるということ
  5 「不幸の共同体」
終章 自己物語記述様式の成立と「共同性」
  1 本章の目的
  2 自己物語記述様式の成立
  3 「私たち」と「共同性」
  4 「物語」と「共同性」