平田 秀/著 -- ひつじ書房 -- 2020.1 -- 818.56

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資料詳細

タイトル 三重県尾鷲方言のアクセント研究
タイトルカナ ミエケン オワセ ホウゲン ノ アクセント ケンキュウ
叢書名 ひつじ研究叢書
著者 平田 秀 /著  
著者カナ ヒラタ シュウ
出版者 ひつじ書房
出版年 2020.1
ページ数 14,172p
大きさ 22cm
一般件名 日本語-方言-尾鷲市
ISBN13桁 978-4-8234-1009-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 818.56
内容紹介 「3種の式の対立をもつ」「式のかかわるtone sandhi(連読変調)の現象が見られる」という通方言的に稀な音韻的特徴をもつ三重県の尾鷲方言。継続的に実施した現地調査をもとに、尾鷲方言のアクセント体系を記す。
著者紹介 1983年三重県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・基礎文化研究専攻言語学専門分野博士課程修了。博士(文学)。武蔵野大学講師。

目次

第1章 序論 尾鷲市の地理と本書で扱うデータ
  1.はじめに
  2.尾鷲市について
  3.調査について
第2章 日本語諸方言のアクセント
  1.はじめに
  2.日本語アクセント概論
  3.式の対立をもたない多型アクセント・東京方言
  4.式の対立をもつ多型アクセント・京都市方言
  5.N型アクセント・鹿児島市方言
  6.尾鷲方言のアクセント体系の類型論的な位置づけ
第3章 尾鷲方言のアクセント体系について
  1.はじめに
  2.体系の概要
  3.尾鷲方言のアクセント型の呼称について
  4.尾鷲方言のアクセント核の担い手について
  5.式同士のtone sandhiについて
  6.尾鷲方言のアクセント体系の特異性について
  7.アクセント体系の成立過程について
  8.存在の可能性の低い型について
  9.尾鷲方言の記述におけるアクセント観
第4章 尾鷲方言の音響分析
  1.はじめに
  2.本章で扱う音声ファイルについて
  3.5拍α3型、β3型、γ3型、α2型の差異
  4.促音が下げ核を担う例
第5章 類別語彙との関連
  1.はじめに
  2.「類別語彙」について
  3.名詞
  4.動詞
  5.形容詞
  6.尾鷲方言成立に関するchronology
第6章 和語の単純名詞のアクセント
  1.はじめに
  2.1拍名詞
  3.2拍名詞
  4.3拍名詞
  5.4拍名詞
  6.拍数ごとの出現した型
第7章 複合名詞のアクセント
  1.はじめに
  2.後部1拍複合名詞
  3.後部2拍複合名詞
  4.後部3拍複合名詞
  5.後部4拍複合名詞
  6.式保存の法則
  7.β式の後部2拍複合名詞と鈴鹿市方言
  8.まとめ
第8章 外来語のアクセント
  1.はじめに
  2.尾鷲方言の外来語アクセント規則
  3.まとめ
第9章 単純動詞のアクセント
  1.はじめに
  2.2拍単純動詞のアクセント
  3.3拍単純動詞のアクセント
  4.4拍単純動詞のアクセント
  5.まとめ
第10章 形容詞のアクセント
  1.はじめに
  2.形容詞のアクセント概観
  3.単純形容詞のアクセント
  4.複合形容詞のアクセント
  5.まとめ
第11章 助詞のアクセント
  1.はじめに
  2.<順接>の助詞
  3.<順接(γ0例外)>の助詞
  4.<前核/順接>の助詞
  5.<独立>の助詞
  6.<独立'>の助詞
  7.<特殊(α0>β式)>の助詞
  8.助詞とβ式の成立過程
  9.まとめ
第12章 尾鷲地区の周辺地域諸方言のアクセント
  1.はじめに
  2.尾鷲地区の周辺地域諸方言のアクセント体系の多様性
  3.尾鷲方言および尾鷲地区の周辺地域諸方言にみられる共通性
  4.まとめ