広田 照幸/編 -- 名古屋大学出版会 -- 2020.2 -- 374.37

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資料詳細

タイトル 歴史としての日教組 上巻
タイトルカナ レキシ ト シテ ノ ニッキョウソ
著者 広田 照幸 /編  
著者カナ ヒロタ テルユキ
巻の書名 結成と模索
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2020.2
ページ数 6,311,16p
大きさ 22cm
一般件名 日本教職員組合
ISBN13桁 978-4-8158-0972-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 374.37
内容紹介 膨大な非公開史料や関係者へのインタビューに基づき、日教組の歴史を学術的に徹底検証。上は、戦後の労働運動での立ち位置から、独自の教育理念や「教師の倫理綱領」の作成まで、初期の模索を跡づける。
著者紹介 1959年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。日本大学文理学部教授、日本教育学会会長。著書に「教育言説の歴史社会学」「大学論を組み替える」など。

目次

第Ⅰ部 結成と模索
序章 日教組の歴史を検証する
  一 日教組の歴史をどう見ていくか
  二 本巻の視点と構成
第1章 総評結成前の立ち位置の選択
  はじめに
  一 日教組内部の人事・方針決定の様子
  二 労働戦線の中における日教組の立ち位置
  おわりに
第2章 一九四九年度中央執行委員の分類
  はじめに
  一 執行部の交代や分裂を経験しなかった日教組
  二 職能団体的志向性の存在
  三 一九四九年度日教組中執の分類のための作業
  四 分類をもとにした事例分析の例
  おわりに
第3章 労働戦線分裂と政治情勢変化の中で
  はじめに
  一 国内・国際的な労働戦線の状況と分析の視点
  二 労働戦線分裂の情勢分析と路線選択
  三 一九四九年前半の混乱する労働戦線と路線選択
  四 一九四九年後半の労働戦線の決定過程
  五 塩原大会の議案の作成
  おわりに
第4章 法的地位の変化とその影響
  はじめに
  一 公務員制度改革をめぐる四つの立場
  二 公務員制度改革をめぐる政治過程
  三 労働組合と職能団体という二つの顔
  四 投影される日教組
  おわりに
第5章 マッカーサー書簡、政令二〇一号と日教組
  はじめに
  一 マ書簡、政令二〇一号発出の背景と労働戦線の状況
  二 マ書簡・政令二〇一号への積極的な対応
  三 方針の見直し
  おわりに
第6章 スローガン「教え子を再び戦場に送るな」の誕生
  はじめに
  一 当事者の証言
  二 「教え子」フレーズの登場
  三 フレーズの活用
  四 「教え子」スローガンの誕生
  おわりに
第7章 「教師の倫理綱領」の作成過程
  はじめに
  一 倫理綱領草案の作成
  二 草案の修正過程
  三 倫理綱領の普及
  四 「解説」の作成
  おわりに
結論に代えて
  一 「日教組=共産党支配」像の誤り
  二 主流派をどう見るか
  三 交渉力を奪われていった中での闘い
  四 日教組独自の理念の形成
  五 一九五〇年代の日教組を理解するために