天田 顕徳/著 -- 岩田書院 -- 2019.9 -- 188.59

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /188.5/ア/ 117145482 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 現代修験道の宗教社会学
タイトルカナ ゲンダイ シュゲンドウ ノ シュウキョウ シャカイガク
副書名 山岳信仰の聖地「吉野・熊野」の観光化と文化資源化
著者 天田 顕徳 /著  
著者カナ アマダ アキノリ
出版者 岩田書院
出版年 2019.9
ページ数 227p
大きさ 22cm
一般件名 修験道 , 山岳崇拝 , 宗教社会学
ISBN13桁 978-4-86602-085-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 188.59
内容紹介 現代における修験道は「明治維新以来の大転換期」にある。修験道の担い手の変容と、文化財化・文化遺産化の推進という現象に光を当てながら、現代における修験道の変化の内実を論じる。
著者紹介 1982年千葉県生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻修了。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。日本山岳修験学会奨励賞受賞。

目次

第1章 現代における修験道の位相
  1.はじめに
  2.歴史研究の対象としての修験道
  3.宗教学における修験道研究の系譜
  4.本書の課題
第2章 近代における行者と講
  1.はじめに
  2.背景と問題の所在
  3.明治・大正期の行者の活動と講
  4.教団の復興に関わる議論-『神變』誌を手掛かりに-
  5.おわりに
第3章 近・現代における講の変化
  1.はじめに
  2.講と教団の関わり
  3.1980年までにおける講の分布と実態
  4.データに見る「信仰圏」の縮小と講社間の格差の増大
  5.講の「リアリティの減少」の減少
  6.おわりに
第4章 修験道にまつわる情報の流行と消費
  1.はじめに
  2.「修験道情報ブーム」
  3.ブームの前夜
  4.修験道ブーム
  5.文化財行政の進展と観光の対象としての修験道
  6.おわりに
第5章 現代における大峯奥駈修行
  1.はじめに
  2.大峯奥駈修行の沿革と位置づけ
  3.現代の奥駈修行-東南院の奧駈修行を事例に-
  4.体験される物語
  5.おわりに
  資料5-1.「平成27年東南院大峯奥駈修行のご案内」
  資料5-2.「覚え書き」
第6章 観光資源化される山岳霊場
  1.はじめに
  2.霊場熊野の現況と歴史
  3.熊野比丘尼の絵解き
  4.熊野勧進十界曼荼羅と那智参詣曼荼羅
  5.熊野比丘尼の「発掘」と「活用」
  6.現代の比丘尼の絵解き
  7.おわりに
第7章 「文化」となった山伏
  1.はじめに
  2.事例:お燈祭
  3.秩序の担い手の変化
  4.祭りにおける修験者の復活と現在の役割
  5.「山伏行列」に対する認識の変化
  6.主体間の認識のズレ
  7.おわりに