トップメニュー
詳細資料検索
資料紹介
OPACの利用案内
Myライブラリ
トップメニュー
>
本サイトにはJavaScriptの利用を前提とした機能がございます。
お客様の環境では一部の機能がご利用いただけない可能性がございますので、ご了承ください。
資料詳細
詳細資料検索
ジャンル別検索
1 件中、 1 件目
沖縄 記憶と告発の文学
貸出可
尾西 康充/著 -- 大月書店 -- 2019.11 -- 910.29
新着本お知らせ
本棚へ
所蔵
所蔵件数は
1
件です。現在の予約件数は
0
件です。
所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/910.29/オ/
117144816
成人一般
可能
ページの先頭へ
資料詳細
タイトル
沖縄 記憶と告発の文学
タイトルカナ
オキナワ キオク ト コクハツ ノ ブンガク
副書名
目取真俊の描く支配と暴力
著者
尾西 康充
/著
著者カナ
オニシ ヤスミツ
出版者
大月書店
出版年
2019.11
ページ数
311p
大きさ
20cm
一般件名
琉球文学
ISBN13桁
978-4-272-61239-0
言語
jpn
分類記号
910.29
内容紹介
基地反対闘争の最前線に身を置き続ける直木賞作家・目取真俊は、小説の中では本土の欺瞞を撃ち、沖縄の内なる暴力を告発してきた。その作品群と向き合いながら、本土と沖縄の関係を問い直そうとする批評集。
著者紹介
1967年兵庫県生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(学術)号取得。三重大学人文学部教授。著書に「『或る女』とアメリカ体験」など。
ページの先頭へ
目次
Ⅰ
第1章 《知る》ことと《語る》ことの倫理
1 「基地引き取り-県外移設」論
2 マイケル・R・マラス「ホロコーストの使用と誤用」
3 《声》を奪われたと感じた生存者
4 文学作品に描かれる《生》と《死》の様相
第2章 「風音」
第1節 戦争の犠牲者をめぐる表象のポリティクス
1 沖縄戦の記憶を継承するために
2 痛哭する死の絶対性
3 共同体への違和感
4 《声なき声》そして《音》
5 垂直方向に屹立する倫理的志向
6 死を痛哭する文学
第2節 戦争の記憶をめぐる《共同体の語り》と《個人の語り》の葛藤
1 特攻隊員の遺体
第3章 「水滴」
第1節 ウチナーグチとヤマトゥグチをまたぐ
1 差異の抗争の場における権力関係
2 過去の記憶の回帰
3 「イシミネよ、赦してとらせ…」
4 ヤマトゥグチの身体化と植民地主義のまなざしの内面化
5 どちらの言葉からもはみ出した残余
第2節 地域社会における支配と言葉
1 「虚偽の言葉の繭」
2 《事後性Nachträglichkeit》
第4章 「魂込め」
1 ラジオ体操が儀式として成立するメカニズム
2 「魂を落とす」子ども
3 照屋忠英の虐殺
4 《噓物言い》と《post‐truth》
第5章 「眼の奥の森」
1 米兵による少女暴行事件
2 沖縄戦と慰安所
3 アメリカに対する恐怖と追従
4 アダンの茂みの森と《黒い太陽》
5 「島の青年達もアメリカー達とまったく同じ」
6 《赦す》と《赦さない》、そして《赦せない》
<付論>「強靱な意志をもって人間の悪を裁きに」没後五〇年 フリッツ・バウアー
第6章 「群蝶の木」
1 軍慰安婦(Military Sexual Slaves)
2 共同体の過去の記憶を呼び覚ます媼
3 性の二重基準による女性の分断
4 「今帰仁村の戦時状況」
5 「ゴゼイ、ゴゼイよ。何を悔いる必要のあるか」
第7章 「虹の鳥」
1 《共依存》の心理傾向
2 「二重の隷属」
3 「虹色の鳥」の刺青
4 ドストエフスキー『悪霊』
Ⅱ
第8章 霜多正次「虜囚の哭」
1 個人の判断を超える「厳粛な事態」
2 沖縄方言論争
3 虜囚体験
4 隔絶された集団の心理
第9章 霜多正次「沖縄島」
1 全体小説の構想
2 「個人の意志」と「軍隊の意志」
3 平良松介
4 翁長亀吉
第10章 大城立裕「棒兵隊」と大城貞俊「K共同墓地死亡者名簿」
1 川村湊編『現代沖縄文学作品選』
2 大城立裕「棒兵隊」
3 大城貞俊「K共同墓地死亡者名簿」
4 「スパイ」と共同体意識
第11章 又吉栄喜「ギンネム屋敷」
1 韓国人慰霊塔
2 「戦争後遺症」を抱えた人間の精神の暗闇
3 同族意識
4 戦争の記憶
5 差別の不定形な構造
第12章 真藤順丈「宝島」
1 戦果アギヤー
2 戦後沖縄社会史
3 いくさ世
4 『ウンタマギルー』
ページの先頭へ