稲葉 振一郎/著 -- 筑摩書房 -- 2019.9 -- 538.9

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /538/イ/ 121054175 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 銀河帝国は必要か?
タイトルカナ ギンガ テイコク ワ ヒツヨウ カ
副書名 ロボットと人類の未来
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 稲葉 振一郎 /著  
著者カナ イナバ シンイチロウ
出版者 筑摩書房
出版年 2019.9
ページ数 217p
大きさ 18cm
一般件名 宇宙開発 , ロボット , 人工知能 , 倫理学 , SF
ISBN13桁 978-4-480-68354-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 538.9
内容紹介 ロボットとの共存がリアリティを増してきた現代。「心ある者」とはいったいなんなのか? 人類の未来を、これからの倫理を、どのように構想すればいいのか? アシモフをはじめとしたSF作品を手がかりに考察する。
著者紹介 1963年東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。明治学院大学社会学部教授。専門は社会哲学。著書に「政治の理論」「「新自由主義」の妖怪」など。

目次

第1章 なぜロボットが問題になるのか?
  1 応用倫理学とロボット
  2 変容を遂げるロボットのイメージ
  3 ネットワーク時代の新しいロボット
  4 飛躍的に発展する遠隔操作のテクノロジー
  5 ネットワーク技術で変貌した人間社会
  6 自ら動かないものには「心」はいらない?
  7 仲間のいないものには「心」はいらない?
  8 ロボットに自由と責任を認めるのか?
  9 なぜ『ガンダム』のスペース・コロニーは地球の近くに置かれたのか
第2章 SF作家アイザック・アシモフ
  1 アシモフのロボット物語-機械倫理学のさきがけ
  2 自問するロボットたち
  3 忠実なロボットから思考するロボットへ
  4 自己消去するロボット
  5 アシモフの銀河帝国は宇宙倫理学にとって有意義か?
第3章 宇宙SFの歴史
  1 「宇宙SF」の主題とは
  2 宇宙SFのポストヒューマン化
  3 「超人類」とオカルト
  4 サイバーパンクからポストヒューマンへ
  5 「異様なるもの」の可能性
第4章 ロボット物語-アシモフの世界から(1)
  1 アシモフ再訪
  2 ベイリとダニール-前期二部作
  3 ベイリとダニール-後期二部作
  4 「第零法則」
  5 個人としての人間と集合体としての人類
  6 人間としてのロボット
  7 銀河帝国史の二つの謎
  8 ダニールの決断-自己消去するロボット再論
第5章 銀河帝国-アシモフの世界から(2)
  1 ファウンデーション
  2 セルダン・プランの裏
  3 ロボット物語との統合
  4 誰が(何が)人類の未来を選ぶのか?
  5 そこに「自由」は存在するのか?
  6 第零法則再訪
第6章 アシモフと人類の未来
  1 功利主義と人類の未来
  2 抑圧されたポストヒューマンSFとしての後期アシモフ作品
  3 やはり宇宙は「最後のフロンティア」か?
  4 むしろ宇宙は「最後の安全弁」では?
  5 「袋小路」か?
参考文献
あとがき