伊藤 邦武/著 -- 筑摩書房 -- 2019.8 -- 112

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /112/イ/ 121047591 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 宇宙はなぜ哲学の問題になるのか
タイトルカナ ウチュウ ワ ナゼ テツガク ノ モンダイ ニ ナル ノカ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 伊藤 邦武 /著  
著者カナ イトウ クニタケ
出版者 筑摩書房
出版年 2019.8
ページ数 237p
大きさ 18cm
一般件名 宇宙論
ISBN13桁 978-4-480-68356-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 112
内容紹介 人間にとって宇宙とは何だろう? 宇宙に果てはあるのか? 「宇宙の中の人間の位置」というテーマに沿って、古代・近代・現代の哲学の中心的な課題を考えるとともに、大哲学者たちの思想的なプロフィールを解説する。
著者紹介 1949年神奈川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。同大学名誉教授。龍谷大学文学部教授。紫綬褒章受章。日本学士院会員。著書に「プラグマティズム入門」「人間的な合理性の哲学」など。

目次

はじめに
  私たちが生まれたのはとてつもなく奇妙なことなのか?
  人類の永遠のテーマ
  甦る古代の哲学
第1章 人間にとって宇宙とは何だろうか?-古代ギリシアの哲学の誕生
  世界中の古代文明で生み出された「星座」
  夜空の星座と惑星系のシステム
  哲学の誕生
  数学と音楽と宇宙の美
  「知恵」とは何か?
  なぜ哲学は宇宙の中の人間の位置を問うのか?
  数学と哲学
  ドラマ仕立ての哲学問答
  創造神デミウルゴス
第2章 宇宙に果てはあるのか?-「天空」と「道徳法則」への近代哲学の問い
  西洋近代の世界観
  近代哲学の完成者、カントの登場
  近代に生まれた「人間」観
  カントの問いの四つのステップ
  「物自体」とは何だろうか?
  有限の宇宙から無際限の宇宙へ
  コペルニクス的転回から生じた二つの問い
  時計仕掛けの機械と運動法則
  人間は何を知りうるのか?
第3章 宇宙人は「知性」をもつのか?-現代哲学の挑戦
  ビッグバン宇宙論と地球外知的生命体
  宇宙像の二度目の転換
  カントの証明は間違いだったのか?
  「宇宙人」は存在しうるか?
  中世以降の「宇宙人」たち
  「宇宙同胞主義」の構想
  宇宙同胞主義の二つの問題
  宇宙時代の人間の倫理
  永遠平和論から国連構想まで
あとがき