李 東勲/著 -- 明石書店 -- 2019.6 -- 334.421

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資料詳細

タイトル 在朝日本人社会の形成
タイトルカナ ザイチョウ ニホンジン シャカイ ノ ケイセイ
副書名 植民地空間の変容と意識構造
著者 李 東勲 /著  
著者カナ イー ドンフン
出版者 明石書店
出版年 2019.6
ページ数 397p
大きさ 22cm
一般件名 日本人(朝鮮在留)-歴史
ISBN13桁 978-4-7503-4856-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 334.421
内容紹介 植民地期を前後して朝鮮半島に形成されていた日本人植民者社会を歴史学的な観点から考察。在朝日本人社会の形成過程と社会様態、植民地空間の変容と日本人社会の関わりなどを取り上げる。
著者紹介 1976年韓国生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程満期退学。博士(学術)。韓国啓明大学非常勤講師。

目次

序章
  第1節 「在朝日本人」の歴史
  第2節 研究史の整理
  第3節 問題意識と研究視角
  第4節 本書の構成
第Ⅰ部 在朝日本人社会の形成と社会様態
第1章 諸統計よりみる植民者社会の形成
  第1節 居留地の設定と居留状況
  第2節 在朝日本人の人口推移
  第3節 在朝日本人の出自
  第4節 在朝日本人社会の職業構成
  第5節 社会的指数を示す統計
  小結
第2章 居留民団体の変容と在朝日本人社会の「自治」
  はじめに
  第1節 初期の居留地行政
  第2節 居留民団体の法人化過程
  第3節 居留民団の設立と居留民政策の変化
  第4節 「韓国併合」後の居留民団解散への道
  第5節 府協議会と学校組合への承継
  小結
第3章 在朝日本人児童教育の展開
  はじめに
  第1節 居留地の教育事業の展開
  第2節 居留民教育の整備と児童教育をめぐる認識
  第3節 学校組合制度の導入と承継問題
  第4節 学校組合の運営状況
  小結
第Ⅱ部 在朝日本人社会と植民地空間
第4章 「始政五年記念朝鮮物産共進会」と植民地空間
  はじめに
  第1節 「始政五年記念朝鮮物産共進会」について
  第2節 「文明化」の可視化
  第3節 京城協賛会の構成
  第4節 京城協賛会の活動
  第5節 全国新聞記者団が見た「武断政治」下の朝鮮
  第6節 共進会の活用策をめぐる議論
  小結
第5章 植民都市仁川の港湾「開発」と植民者社会
  はじめに
  第1節 築港工事以前の仁川港
  第2節 築港問題の浮上
  第3節 築港工事と植民地空間、そして意識
  第4節 築港工事と仁川港の変容
  小結
第6章 居留民創建神社の変容と地域社会
  はじめに
  第1節 海を渡った神社
  第2節 「韓国併合」後における神社制度の整備
  第3節 神社の創建過程-水原神社の事例
  第4節 既存神社の再編-仁川神社の事例
  小結
第7章<補論> 在朝日本人の「発展史」刊行と「植民者意識」
  はじめに
  第1節 郷土史研究と朝鮮地誌
  第2節 発展史刊行の背景と記述内容
  第3節 発展史にみられる特徴
  小結
終章