宇根 豊/著 -- 筑摩書房 -- 2019.7 -- 404

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /404/ウ/ 121047690 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本人にとって自然とはなにか
タイトルカナ ニホンジン ニ トッテ シゼン トワ ナニカ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 宇根 豊 /著  
著者カナ ウネ ユタカ
出版者 筑摩書房
出版年 2019.7
ページ数 223p
大きさ 18cm
一般件名 自然 , 農業
ISBN13桁 978-4-480-68357-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 404
内容紹介 伝統を大事にしつつ、まったく新しいアプローチへ。生きものと目が合うときに感じるもの、自然を外から見る限界…。農業を営む著者が、日本人独特の自然観を自身の体験をもとに捉え直し、新しい自然の見方を説く。
著者紹介 1950年長崎県生まれ。福岡県農業改良普及員として「減農薬運動」を提唱。「虫見板」を普及し、「ただの虫」を発見。NPO農と自然の研究所代表理事。農学博士。著書に「百姓学宣言」など。

目次

はじめに
第1章 自然はどう見えているのか
  1 ふと道端の花に目をとめるとき
  2 人間は一服するとき、風景を眺めるのはなぜ?
  3 自然に眼が向くのはなぜ?
  4 「自然」が好きだと言うとき
  5 私たちは自然を「無意識」に見ている
第2章 生きものへのまなざし
  1 生きものにまなざしを向けることで何をつかんでいるのか
  2 生きものと目が合うときに感じるもの
  3 生きものの名前を呼ぶのはどうしてか
  4 「稲の声が聞こえる」のか
  5 対象が大切かまなざしが大切か
第3章 「自然」という言葉の不思議さ
  1 「自然」は二度輸入されたことを忘れている
  2 二度目の輸入の衝撃
  3 最初の輸入も問題含みだった
  4 「天地」という言葉が衰えた理由
  5 「自然」という言葉の引力のすごさ
  6 現代の日本人の感覚
第4章 自然を守るという発想の混乱
  1 「自然破壊」への違和感
  2 日本人にとって「自然保護」とは
  3 日本人は自然を保護すべき対象と思って来なかったのか
  4 農業が「自然破壊」だとすると、自然保護も成り立たない
  5 自然を外から見る限界
  6 西洋的な発想ではない自然保護
第5章 自然の見方、感じ方
  1 自然の見方
  2 風景は自然な方がいい
  3 本能でないとすれば、何なのか
  4 私たちは何を身につけているのか
  5 何を、どこで、誰から獲得してしまったのか
  6 農耕は、狩猟採集時代の天地自然観を引き継いでいるのに
  7 自然に包まれ、自分を忘れる幸せなひととき
第6章 自然の新しい見方は始まっている
  1 外から見た自然と、内から見た自然のちがい
  2 農とは、自然に対してどういうことをしたのか
  3 ありふれた自然こそ、人間の「救い」になる?
  4 「新しいアニミズム」の時代へ
  5 「また会おうね」と感じる生きもの
  6 天地自然観の新しい表現は、新しい世界観なんだ
おわりに