大谷 能生/著 -- 新曜社 -- 2019.5 -- 375.76

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /375/オ/ 121047674 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 平成日本の音楽の教科書
タイトルカナ ヘイセイ ニッポン ノ オンガク ノ キョウカショ
叢書名 よりみちパン!セ
著者 大谷 能生 /著  
著者カナ オオタニ ヨシオ
出版者 新曜社
出版年 2019.5
ページ数 276p
大きさ 19cm
一般件名 音楽教育 , 教科書
ISBN13桁 978-4-7885-1613-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 375.76
内容紹介 日本の「近代化」に音楽が果たした役割を確認し、平成30年間分の教科書と指導要領の驚くべき内容と、その目的を検証。「音楽の教科書」を来るべき新しい時代にどう使えるか、稀代のジャズミュージシャン・批評家が提示する。
著者紹介 1972年生まれ。音楽家、批評家。著書に「貧しい音楽」「ジャズと自由は手をとって<地獄に>行く」など。

目次

まえがき
イントロダクション 音楽の教科書を読んでみる
  なぜ読むのか
  初めて体験する「音楽を学ぶことの楽しさ」
  義務教育で習ったことが邪魔をする
  憂鬱で曖昧な授業の記憶
  音楽は好きでも授業が退屈なのはなぜ
  カラオケにリコーダーはもってゆかない
  勉強に身が入らなくなる理由
  教科書を「読み物」として読むならば
  先生用のガイドブックをチラ見してみる
第1章 小学校のおんがくの教科書
  覚えたことを忘れてはじめて、「使える」ものになる
  小学一年生の教科書をめくってみる
  見ず知らずの人たちを「みんな」にする「歌」
  「邦楽」を捨て、「西洋音楽」へと走る理由
  「唱歌」=「こころのうた」は、じつは「からだのうた」なのだ
  鍵盤ハーモニカは「音程」の存在をほのめかす
  「歌」以外にも「音楽」があるらしい
  「鑑賞」という難問
  不和を呼び込む「階名」の登場
第2章 中学校の音楽の教科書
  どんどん増えてる「日本の伝統音楽」
  教科書の半分が和太鼓・筝・三味線・篠笛・尺八だった
  ドレミのルールに静寂の美学はない
  無理があるしちょっと非常識
  学校では教えない「日本の伝統音楽」と、学校で教える「西洋音楽」
  そしてグローバル化を終えた音楽だけが残された
  「民族音楽」と「伝統音楽」
  「伝統芸能」の生空間に入り込もう
  「科学的精神」と音楽
第3章 高校の音楽の教科書
  高校の音楽は選択科目です
  J-POPも情熱大陸も初音ミクも
  ついに「創作」せねばならぬ
  アコギそして「コードネーム」
  クラシックとポップス、その魅力の異なり
  歪んだ音、自分にふさわしい声
  増幅された世界に生まれるもの
  厳密な思考が作る「現代音楽」、聴けば意外と拍子抜け
  音を出さない演奏と「ミュジーク・コンクレート」
あとがき