小池 伸介/編 -- 共立出版 -- 2019.2 -- 654.8

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /654.8/シ/ 117135012 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 森林と野生動物
タイトルカナ シンリン ト ヤセイ ドウブツ
叢書名 森林科学シリーズ
著者 小池 伸介 /編, 山浦 悠一 /編, 滝 久智 /編  
著者カナ コイケ シンスケ,ヤマウラ ユウイチ,タキ ヒサトモ
出版者 共立出版
出版年 2019.2
ページ数 16,277p
大きさ 21cm
一般件名 鳥獣害 , 動物-保護
ISBN13桁 978-4-320-05827-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 654.8
内容紹介 森林と動物、人間をめぐる関係について概説した上で、林業の加害獣として扱われる野ネズミ類、ニホンジカ、ツキノワグマ等の現状と変遷を紹介。農地・都市・島嶼の野生動物問題、これからの野生動物管理についても説明する。
著者紹介 東京農工大学大学院農学研究院准教授。専門は森林生態学、保全生態学。

目次

序章 森林と動物,そして人間をめぐる関係
  はじめに
  0.1 動物の住処としての森林
  0.2 森林で動物が果たす役割
  0.3 人間をめぐる森林と動物の関係
  おわりに
第1部 森林における野生動物の現状と変遷
第1章 野ネズミ類とノウサギ類
  はじめに
  1.1 わが国の森林の変遷
  1.2 森林被害を起こす野ネズミ類
  1.3 森林被害を起こすノウサギ類
  1.4 野ネズミ類やノウサギ類における生息数変動と変動メカニズム
  1.5 野ネズミやノウサギの被害対策としての生物的防除と外来種問題
  おわりに
第2章 ニホンジカ
  はじめに
  2.1 分類・分布・形態
  2.2 多様化・拡大する森林被害
  2.3 森林被害が激化・拡大した背景
  2.4 森林被害がなぜ激化するのか
  2.5 森林被害の軽減に向けた3つのアプローチ
  おわりに
第3章 ニホンカモシカ
  はじめに
  3.1 生物学的特徴と保護管理
  3.2 生息動向と被害および被害対策
  3.3 カモシカ保護管理の歴史
  3.4 カモシカ保護管理の到達点と課題
  おわりに:これからの課題
第4章 ツキノワグマ
  はじめに
  4.1 ツキノワグマの生息状況
  4.2 ツキノワグマの生態:特に森林とのかかわりに注目して
  4.3 ブナ科堅果とツキノワグマ
  4.4 ツキノワグマによる林業被害
  4.5 ツキノワグマによる種子散布者としての役割
  おわりに
第5章 森林景観におけるコウモリの多様性と保全
  はじめに
  5.1 コウモリとは
  5.2 ねぐらとしての森林とコウモリ
  5.3 採餌場所としての森林とコウモリ
  5.4 森林における食虫性コウモリの生態的機能
  5.5 植物食コウモリの生態的機能
  5.6 森林の改変とコウモリの応答
  おわりに
第2部 農地,都市,島嶼における野生動物問題
第6章 農村・都市へ進出する野生動物
  はじめに
  6.1 農村・都市で今何が起きているのか
  6.2 問題の背景を探る
  おわりに
第7章 都市化と哺乳類の関係を探る
  はじめに
  7.1 都市化と中大型哺乳類の分布:東京周辺の都市化傾度の影響
  7.2.都市や都市近郊の森林における哺乳類の生態研究事例
  7.3 都市で生じる軋轢:外来種問題と獣害
  おわりに
第8章 外来捕食者が島で引き起こす静かで大きな変化
  はじめに
  8.1 島嶼森林生態系で起きている静かで大きな変化
  8.2 外来種のインパクトが島嶼で強い理由
  8.3 外来種対策の原則と現実
  おわりに
第3部 これからの森林での野生動物の保全と管理
第9章 情報化社会における哺乳類の空間解析:今後の展望
  はじめに
  9.1 哺乳類の野外調査方法の変遷
  9.2 生息地調査の変化
  9.3 ビッグデータ時代のデータ解析環境
  9.4 データ社会の血液,オープンデータ
  9.5 ビッグデータ時代のデータインフラ
  9.6 ビッグデータ時代のデータ解析技術
  おわりに
第10章 変わりゆく森林・林業と野生動物
  はじめに
  10.1 人工林による天然林の分断化
  10.2 人工林における生物多様性の保全の意義
  10.3 人工林の成熟
  10.4 草地と遷移初期種の全国的な減少
  10.5 伐採地,幼齢林の生態学的価値
  10.6 生物多様性の保全に配慮した人工林の伐採手法
  おわりに