尾留川 方孝/著 -- ぺりかん社 -- 2019.1 -- 210.35

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /210.3/ビ/ 117036434 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 古代日本の穢れ・死者・儀礼
タイトルカナ コダイ ニホン ノ ケガレ シシャ ギレイ
著者 尾留川 方孝 /著  
著者カナ ビルカワ マサタカ
出版者 ぺりかん社
出版年 2019.1
ページ数 586p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-奈良時代 , 日本-歴史-平安時代 , 生と死 , 儀礼 , 葬制
ISBN13桁 978-4-8315-1526-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.35
内容紹介 奈良・平安時代の朝廷と貴族社会では、死者/死体をどのように理解していたのか。穢れと神祇祭祀、浄土教の死体尊重と念仏の働き…。古代日本における死者観念の成立と変遷を、多様な文献と事例から詳細に跡づける。
著者紹介 1975年兵庫県生まれ。中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。同大学文学部兼任講師。博士(哲学)。専攻は日本思想史(古代)。

目次

序章 死者観念に関する先行研究とその限界
第一章 穢れが問題とされる状況とその変容
  第一節 神祇祭祀との関連からみる穢れ規定
  第二節 年中行事の成立と神祇祭祀の地位の変化
  第三節 由来を異にする儀式間の交渉と年中行事
  第四節 日本の神祇祭祀と唐の祭祀との差異
第二章 喪葬儀礼と死の穢れ
  第一節 穢れ規定成立時の「人死」の内容とその由来
  第二節 吉礼と凶礼の択一関係と穢れ規定
  第三節 摂関期の天皇の喪葬とその対立軸の変化
第三章 穢れのひろがりと収束
  第一節 穢れの相対性
  第二節 朝廷の穢れと神社の穢れ
  第三節 二つの穢れの融合
第四章 埋葬後の儀礼からみる律令期の死者観念
  第一節 埋葬後の天皇を対象とする儀礼にみる死者観念
  第二節 埋葬後の官人への儀礼からみる死者の形態と場所
第五章 仏教説話にみる律令期のもう一つの死の理解
  第一節 輪廻観念の解体と因果の及ぶ限界
  第二節 滅罪の一時的滞在地としての地獄
  第三節 冥界の空間構造と死者の身体性
  第四節 「異相往生」は浄土にたどりつけたか
第六章 浄土教における遺体の意義と死者の存在する空間
  第一節 『往生要集』は遺体を尊重する儀礼の理論的根拠となりうるか
  第二節 『栄花物語』に描かれる浄土信仰とその基底
  第三節 二十五三昧会における遺体尊重と死者観念
終章 死者の扱いおよび存在の形態と空間