王 小林/著 -- 汲古書院 -- 2018.12 -- 913.2

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閲覧室 /913.2/オ/ 116452343 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 古事記と東アジアの神秘思想
タイトルカナ コジキ ト ヒガシアジア ノ シンピ シソウ
著者 王 小林 /著  
著者カナ オウ ショウリン
出版者 汲古書院
出版年 2018.12
ページ数 9,337,5p
大きさ 22cm
一般件名 古事記 , 中国思想 , 漢籍
ISBN13桁 978-4-7629-6620-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 913.2
内容紹介 「古事記」の成書過程を、古代東アジアの神秘思想との交流の中において捉え直す。特にこれまであまり重視されなかった緯書や朝鮮史料、更に「帝王世紀」をはじめとする中国の史書との関係を検証し、さまざまな問題を検討する。
著者紹介 1963年中国生まれ。京都大学博士(文学)。香港城市大学アジア・国際研究学科准教授。著書に「日中比較神話学」など。

目次

第一章 『古事記』と緯書
  一、『古事記』成書の謎
  二、反正記の小さな糸口
  三、神々の風貌
  四、各種文献に見る異常な歯
  五、『日本書紀』の天皇描写
  六、古代中国の異常風貌
  七、反正記の表現と緯書
  八、「貫珠」が意味するもの
  九、『古事記』における異常風貌説の機能
第二章 『古事記』と朝鮮史料
  一、反正記と尼師今伝説
  二、朝鮮史料・渡来説話と緯書
  三、脱解王伝承が語るもの
  四、骨品と緯書
  五、『三国史記』に見る井戸と龍
  六、『三国遺事』に見る龍
  七、井戸と王権・符命
  八、井戸、池、川、海と崑崙の水界
第三章 『古事記』と神仙思想
  一、瑞井と変若水・醴泉と天つ水
  二、上代文献に見る井戸
  三、孤立した仙境
  四、「登岐士玖能迦玖能木実」伝承の意味
  五、洞天・地脈・水界を持たぬ日本の龍
  六、龍との関係を絶たれる反正天皇
  七、龍と「天つ日嗣」の天下
  八、龍と革命の思想
  九、異常風貌説の変容
第四章 『古事記』と『帝王世紀』
  一、『古事記』は歴史書か
  二、『古事記』の核心は何か
  三、「帝紀」とは何か
  四、反正記と『帝王世紀』の接点
  五、『帝王世紀』の歴史叙述
  六、『帝王世紀』の内容構成と『古事記』
  七、『帝王世紀』の源流
  八、『帝王世紀』の達成
  九、『帝王世紀』の生成論と緯書