渡辺 一史/著 -- 筑摩書房 -- 2018.12 -- 369.27

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /369/ワ/ 121041321 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル なぜ人と人は支え合うのか
タイトルカナ ナゼ ヒト ト ヒト ワ ササエアウ ノカ
副書名 「障害」から考える
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 渡辺 一史 /著  
著者カナ ワタナベ カズフミ
出版者 筑摩書房
出版年 2018.12
ページ数 255p
大きさ 18cm
一般件名 障害者 , 障害者福祉
ISBN13桁 978-4-480-68343-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.27
内容紹介 障害者について考えることは、健常者について考えることであり、自分自身について考えることでもある。2016年に相模原市で起きた障害者殺傷事件などを通して、人と社会、人と人のあり方を根底から見つめ直す。
著者紹介 1968年名古屋市生まれ。北海道大学文学部中退。ノンフィクションライター。「こんな夜更けにバナナかよ」で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞を受賞。

目次

はじめに
  驚くほど忘れっぽい私たち/生身の障害者とどう向き合うか/タテマエやキレイゴトが充満した社会/なぜ障害者と会うと緊張するの?
第1章 障害者は本当にいなくなったほうがいいか
  不思議な身体のつながり
  植物状態から生還した天畠大輔さん
  新田勲さんの「足文字」とは?
  「弱者」であることを逆手に
  「やまゆり園障害者殺傷事件」と私たち
  「障害者なんていなくなればいい」
  「素朴な疑問」と向き合うこと
  「ごめんなさい、勘弁してください」
  植松被告の主張は優生思想ではない
第2章 支え合うことのリアリティ
  『こんな夜更けにバナナかよ』の世界
  「公的介護保障制度」って何だろう?
  私が鹿野さんと出会ったのは
  「美談」からハミ出すもの
  「できない」を「できる」に
  重度障害者の「自立生活」とは
  タバコを吸う障害者をどう考えるか
  もしあなたが介助者だったら
  本のタイトルとなった“バナナ事件”
第3章 「障害者が生きやすい社会」は誰のトクか?
  「あわれみの福祉観」ではなく
  「医学モデル」と「社会モデル」
  駅にエレベーターがあるのはなぜ?
  バリアフリーは誰のトクか?
  ノーマライゼーションという理念
  「青い芝の会」の衝撃的な告発
  障害者と健常者は同じ人間?
  新田勲さんと「府中療育センター闘争」
  何をもって「自立」というか
第4章 「障害」と「障がい」-表記問題の本質
  私たちの障害観はどう変わったか
  「障がい者制度改革推進会議」
  「決定することは困難」という結論
  「障害」のままでいいのはなぜ?
  「障碍者」「チャレンジド」「障害のある人」
  変化の証しとしての表記問題
第5章 なぜ人と人は支え合うのか
  価値を見いだす能力
  愛情あふれる放任主義
  「人サーフィン」で生きる
  人生初の障害者運動を体験
  「自立生活センター東大和」の設立へ
  自立生活センターと地域経済
  居宅介護事業所って何だろう?
  自薦登録ヘルパー制度って何だろう?
  「行き詰まり」を打開するために
あとがき