鶴田 綾/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2018.12 -- 245.55

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資料詳細

タイトル ジェノサイド再考
タイトルカナ ジェノサイド サイコウ
副書名 歴史のなかのルワンダ
著者 鶴田 綾 /著  
著者カナ ツルタ アヤ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2018.12
ページ数 6,352p
大きさ 22cm
一般件名 ルワンダ-歴史 , ジェノサイド
ISBN13桁 978-4-8158-0931-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 245.55
内容紹介 1994年に起きたルワンダでの大虐殺は「多数派部族による少数派の虐殺」という標準的な解釈では捉えきれない。大虐殺に至る過程を、旧宗主国や国連の動向、冷戦等の国際的な文脈から丹念にたどり、新たに全体像を提示する。
著者紹介 1981年生まれ。エディンバラ大学アフリカ研究センター博士課程修了。中京大学国際教養学部講師。Ph.D(アフリカ研究)。

目次

序章 ルワンダの政治とエスニシティを再考する
  1 1994年のジェノサイド
  2 エスニシティと政治をめぐる視角
  3 ルワンダ史の研究方法
  4 本書の構成
第Ⅰ部 革命・独立前のルワンダ
第1章 植民地化以前のルワンダと植民地支配の影響
  はじめに
  1 ニギニャ王国の成立と拡大
  2 ドイツによる植民地支配
  3 ベルギーによる委任統治
  おわりに
第2章 革命前夜の改革
  はじめに
  1 国際連合の信託統治
  2 政党政治の始まり
  3 立憲君主制の提案とムタラ王の死
  おわりに
第Ⅱ部 革命・独立とエスニシティ
第3章 万聖節の騒乱とその影響
  はじめに
  1 万聖節の騒乱
  2 ベルギーの対応
  3 騒乱の影響
  おわりに
第4章 協調の模索
  はじめに
  1 コンゴ独立とベルギーの政策変化
  2 政党間協調と様々な提案
  おわりに
第5章 革命の完成とエスニックな暴力
  はじめに
  1 地方選挙とその影響
  2 国連での議論,冷戦とルワンダ
  3 ギタラマのクーデター
  4 頻発する暴力と難民
  おわりに
第6章 そして独立へ
  はじめに
  1 ベルギーの政権交代と国際的地位の回復
  2 国政選挙と王政廃止
  3 独立の達成
  4 暴力の拡大とさらなる難民の発生
  おわりに
第Ⅲ部 革命・独立後のルワンダ
第7章 フトゥ共和制期のルワンダ
  はじめに
  1 カイバンダ時代のルワンダ
  2 カイバンダ時代の難民問題と国際関係
  3 ハビャリマナ時代のルワンダ
  4 ルワンダ国内の生活・地方の様子
  おわりに
第8章 内戦からジェノサイドへ
  はじめに
  1 内戦の開始と複数政党制の導入
  2 和平協定の締結と急進派の台頭
  3 ジェノサイドの特徴
  4 ジェノサイドの展開と内戦の終結
  おわりに
第Ⅳ部 ジェノサイド後のルワンダ
第9章 新しいルワンダの建設とエスニックな対立の克服をめざして
  はじめに
  1 新しいルワンダとルワンダ人
  2 経済成長とその問題
  3 民主主義と独裁のはざまで
  4 ルワンダと国際社会
  5 正義の追求と和解の可能性
  おわりに
第10章 過去をめぐる対立
  はじめに
  1 トゥチ中心の歴史認識
  2 フトゥ中心の歴史認識
  3 ジェノサイド後のルワンダにおける歴史問題
  4 ジェノサイド後の「正史」と様々な記憶
  おわりに
終章 歴史から学ぶ
  はじめに
  1 ルワンダの政治とエスニシティを振り返る
  2 ルワンダ史の教訓と今後の課題
  おわりに