馬奈木 俊介/編著 -- ミネルヴァ書房 -- 2018.10 -- 331

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閲覧室 /331/マ/ 117128835 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 人工知能の経済学
タイトルカナ ジンコウ チノウ ノ ケイザイガク
副書名 暮らし・働き方・社会はどう変わるのか
著者 馬奈木 俊介 /編著  
著者カナ マナギ シュンスケ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2018.10
ページ数 8,385p
大きさ 22cm
一般件名 経済学 , 人工知能 , 情報と社会
ISBN13桁 978-4-623-08325-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 331
内容紹介 人工知能の登場が社会にどのようなインパクトを与え、今後どうなっていくのか、経済学の知見を用いて具体的に検証。自動車の自動運転など、喫緊の課題にも切り込む。
著者紹介 1975年生まれ。米国ロードアイランド大学大学院博士課程修了(Ph.D.(経済学博士))。九州大学主幹教授・都市研究センター長。同大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授。

目次

序章 人工知能は私たちの社会・経済にどのような影響を与えるのか?
  1 AIの開発・普及の現状と今後
  2 日本における有効的なAI活用・開発のための方策
  3 AIが与える社会的な問題への対応
  4 AIが与える影響のさまざまな分析の試み
第Ⅰ部 AIの企業での活用とその課題
第1章 人工知能等が雇用に与える影響と社会政策
  1 本章の内容
  2 これまでの研究のレビュー
  3 世界的なコンセンサスが得られた内容
  4 ドイツの動向
  5 日本の現場の動向
  6 導出される社会政策
第2章 なぜ多くの企業がAIを経営に活用できないのか
  1 企業がイノベーションを取り入れる3つの要因
  2 技術要因
  3 人材
  コラム AI経営における経営人材の役割
  4 経営組織
  5 外的要因
  6 未来を創る
第3章 持続可能なスマートシティ実装
  1 スマートシティの社会実装に向けて
  2 スマートシティの実装評価方法に関する開発動向
  3 共有価値創造による持続可能なスマートシティ実装評価モデルの検討
  4 エネルギー・環境制約問題への実装評価モデルの適用事例
  5 経済・社会・環境が持続可能なスマートシティの実装評価モデル
第Ⅱ部 AIに関する法的課題
第4章 AIの法規整をめぐる基本的な考え方
  1 AIの法規整の機能的分析
  2 分析のための状況設定
  3 外部性への法による対処
  4 AIのもたらす外部性への対処
  5 AIと法
第5章 人工知能ビジネスの資金調達と法規制
  1 さまざまな資金調達手法
  2 クラウドファンディングの歴史と分類
  3 贈与型クラウドファンディングに対する法規制
  4 購入型クラウドファンディングに対する法規制
  5 融資型クラウドファンディングに対する法規制
  6 エクイティ型クラウドファンディングに対する法規制
  7 クラウドファンディング事業とそれに対する法規制の将来
第6章 ドローンと法
  1 移動革命と損害賠償ルール
  2 日本法における議論の前提
  3 1952年のローマ条約およびその後の展開
  4 米国の状況
  5 米国以外の国々の主な動向
  6 立法等の措置の必要性
  7 損害賠償ルールの変更に伴う困難
第Ⅲ部 AIの普及がもたらす影響
第7章 誰が自動運転車を購入するのか
  1 問題の背景と研究目的
  2 先行研究
  3 調査概要
  4 回答者の属性
  5 自動運転車への支払意思額
  6 自動運転は普及するのか
第8章 自動運転による自動車走行距離の変化
  1 人工知能と自動車
  2 走行距離推計モデル
  3 分析に用いるデータの概要
  4 自動運転の走行距離への影響の分析結果
  5 自動運転導入による走行距離と温室効果ガス排出量変化
  6 政策含意と今後の課題
第9章 情報技術の利用とマークアップの分析
  1 情報技術とマークアップに関するこれまでの研究
  2 トランスログ型生産関数によるマークアップの計測
  3 データと推定方法
  4 マークアップに関する実証分析の結果
  5 情報技術の利用がマークアップに及ぼす影響
第10章 人工知能社会における失業と格差の経済理論
  1 人工知能と雇用
  2 人工知能のサーチ理論的モデル
  3 モデルの比較静学分析
  4 外生変数の内生化
  5 政策への示唆と今後の展望
第Ⅳ部 AI技術開発の課題
第11章 労働時間が生活満足度に及ぼす影響
  1 日本人のワーク・ライフ・バランス
  2 労働の非金銭的効果
  3 データおよび推計方法
  4 労働時間と生活満足度の関連性
  5 人工知能の活用方策
第12章 日本企業のIT化は進んだのか
  1 日本の労働生産性の低迷
  2 産業別IT投資
  3 日本のIT導入の遅れに関する既存研究
  4 企業レベルのIT投資
  5 IT投資は日本企業の生産性を上昇させる
第13章 情報化投資と法規制の影響
  1 労働規制の資本投資への影響
  2 労働規制の資本投資,情報化投資への影響に関する先行研究
  3 日本の労働規制の変化
  4 分析に用いるデータ,及びモデル
  5 労働規制の影響の分析結果
  6 日本の雇用規制と新たな技術,情報化投資への影響の考察
第14章 人工知能技術の研究開発戦略
  1 人工知能技術の研究開発について
  2 いつ,どこで,どの技術が開発されたか?
  3 どの出願者が,どの技術を開発しているのか?
  4 どの出願者が,どこで特許を取得しているのか?
  5 人工知能技術開発の研究戦略の変化