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力学の誕生
貸出可
有賀 暢迪/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2018.10 -- 423.02
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/423.0/ア/
117035493
成人一般
可能
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資料詳細
タイトル
力学の誕生
タイトルカナ
リキガク ノ タンジョウ
副書名
オイラーと「力」概念の革新
著者
有賀 暢迪
/著
著者カナ
アリガ ノブミチ
出版者
名古屋大学出版会
出版年
2018.10
ページ数
7,263,83p
大きさ
22cm
一般件名
力学-歴史
ISBN13桁
978-4-8158-0920-1
言語
jpn
分類記号
423.02
内容紹介
力の概念を切り口に、オイラーの思考を軸に据えながら、18世紀における「力学の誕生」を叙述。惑星の運動から球の衝突まで、汎用性をもつ新たな知が立ち上がる過程を追い、オイラーの果たした画期的役割を浮き彫りにする。
著者紹介
1982年岐阜県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。同大学博士(文学)。国立科学博物館理工学研究部研究員。
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目次
序論 力の起源をたずねて
第1章 十八世紀力学史の歴史叙述
一 解析化と体系化
二 活力論争と力の概念
三 「力学」の誕生
第Ⅰ部 活力論争と「運動物体の力」の盛衰
第2章 十七世紀の自然哲学における「運動物体の力」
一 物体の中の「力」と衝突の問題-デカルト
二 「固有力」と「刻印力」-ニュートン
三 「活力」と「死力」-ライプニッツ
第3章 活力論争の始まり
一 ドイツ語圏での支持拡大
二 オランダからの反応
三 フランスでの論戦の始まり
第4章 活力論争の解消
一 ダランベールの「動力学」構想
二 モーペルテュイの最小作用の原理
三 オイラーによる「慣性」と「力」の分離
小括 「運動物体の力」の否定とそれに替わるもの
第Ⅱ部 オイラーの「力学」構想
第5章 「動力学」の解析化
一 活力と死力、その異質性
二 活力と死力、その連続性
三 死力による活力の生成
第6章 活力論争における衝突理論の諸相と革新
一 衝突の法則と物質観
二 ス・グラーフェサンデによる「力」の計算
三 パリ科学アカデミー懸賞受賞論文
四 ベルヌーイによる衝突過程のモデル化
五 オイラーによる「運動方程式」の利用
第7章 オイラーにおける「力学」の確立
一 活力と死力の受容
二 「動力」、「静力学」、そして「力学」
三 ライプニッツ-ヴォルフ流の「力」理解に対する批判
小括 「力学」の誕生
第Ⅲ部 『解析力学』の起源
第8章 再定義される「動力学」と、その体系化
一 パリ科学アカデミーにおける「動力学」の出現
二 「力」の科学から運動の科学へ
三 ダランベールの「一般原理」と、そのほかの「一般原理」
第9章 作用・効果・労力
一 弾性薄板と軌道曲線における「力」
二 「労力」の発見
三 最小労力の原理
四 二つの最小原理、二つの到達点
第10章 ラグランジュの力学構想の展開
一 「動力学」のさらなる体系化
二 「普遍の鍵」としての最小原理
三 「一般公式」の由来と『解析力学』の力概念
小括 静力学と動力学の統一、あるいは衝突の問題の後退
結論 自然哲学から「力学」へ
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