安原 義仁/著 -- 知泉書館 -- 2018.7 -- 372

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閲覧室 /372/ヤ/ 117126151 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「学問の府」の起源
タイトルカナ ガクモン ノ フ ノ キゲン
副書名 知のネットワークと「大学」の形成
著者 安原 義仁 /著, ロイ・ロウ /著  
著者カナ ヤスハラ ヨシヒト,ロウ ロイ
出版者 知泉書館
出版年 2018.7
ページ数 15,320,32p
大きさ 22cm
一般件名 教育-歴史
ISBN13桁 978-4-86285-278-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 372
内容紹介 人類はどのように知の探究を始めたのか。体系的な知を探究した「学問の府」にはどのようなものがあったのか。大学誕生以前の各地域における古代中世の学問知の起源と知識の探究・移転に関する足跡に、日英の研究者が挑む。
著者紹介 1948年広島県生まれ。広島大学名誉教授。

目次

序章
  知の探求への問い
  「学問の府」の設立を導いた背景・状況
  知識の探求と「学問の府」設立の意図・動機
  探求された知識
  知識の伝播・移転
  三つの問題
第1章 ティグリス川からティベル川へ
  砂に埋もれた痕跡
  古代ギリシア世界における知の探求
  「学問のコスモポリス」アレクサンドリア
  古代ローマの学芸と図書館
  ビザンティン世界の動向
第2章 インダス川からガンジス川へ
  古代インドの文明と知の探求
  学都タクシラ
  旅人たちの見た古代インド社会
  ナーランダの僧院
  仏教僧院のネットワーク
  アジア諸国との知の交流
  世俗学問への貢献
  仏教の衰退と新時代の始まり
第3章 黄河に沿って
  周王朝の社会と文化
  諸子百家の出現
  孔子と儒家の思想
  斉の稷下学宮
  秦による中国統一と法家の思想
  漢における儒学の国教化と五経博士の設置
  太学の創設
  他文化圏との知的交流
  科挙の始まりとその影響
第4章 朝鮮、日本、ベトナムの「学問の府」
  冊封体制と東アジア文化圏
  中華文明の朝鮮への伝播
  古代日本の「学問の府」
  中華文明のベトナムへの伝播
第5章 イスラーム学術の到来
  中東地域の王朝と学問
  ジュンディー=シャープール
  イスラーム帝国の発展
  知恵の館
  シリア・ヘレニズム
第6章 イスラーム学術の黄金時代
  イスラーム世界の知の形態
  マドラサ
  イスラーム帝国の拡大と「学問の府」の展開
  旅する学徒・学問の旅
第7章 イスラーム学術の西方移転
  北アフリカ
  コルドバ
  アンダルスの学者・知識人
  シチリアと南イタリア
  新翻訳運動
第8章 沈滞の中世ヨーロッパ?
  知的活動の拠点としての修道院
  カール大帝の文教政策とカロリング・ルネサンス
  修道院から司教座聖堂学校へ
  大学の誕生
終章 知のネットワークと「学問の府」の起源
  「学問の府」誕生の背景と条件
  「学問の府」設立の動機・目的と探求された知識
  知識の伝播・移転と翻訳運動
  学問の専門分化と知の探求に対する姿勢・態度
  メリトクラシーの原理と幻想