小方 孝/著 -- 白桃書房 -- 2018.6 -- 007.1

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /007.1/ジ/ 117034942 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 情報物語論
タイトルカナ ジョウホウ モノガタリロン
副書名 人工知能・認知・社会過程と物語生成
著者 小方 孝 /著, 川村 洋次 /著, 金井 明人 /著  
著者カナ オガタ タカシ,カワムラ ヨウジ,カナイ アキヒト
出版者 白桃書房
出版年 2018.6
ページ数 9,414p
大きさ 22cm
一般件名 認知科学 , 人工知能 , 物語
ISBN13桁 978-4-561-56100-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 007.1
内容紹介 物語生成のための枠組み・モデル・生成の考え方を解説。その上で、映像・歌舞伎などの物語の構成要素から構造、生成技法までを分析し、ドキュメンタリー・広告映像を含む物語のコンテンツを生成するシステムの試みを紹介する。
著者紹介 1958年神奈川県生まれ。岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授。

目次

第1章 物語の枠組み
  1.コンテンツと物語
  2.受容と物語
  3.メディアと物語
  4.物語の生成と戦略
  5.物語の範囲
  6.情報物語論の観点
  7.本書の構成と概要
第Ⅰ部 総論・理論
第2章 物語と人間/社会/機械
  1.物語の現象的多様性から多重物語構造モデルへ
  2.物語の人間-機械共棲系へのヴィジョン
第3章 物語の分解から合成へ
  1.物語における見える要素と見えない要素
  2.物語生成システムという合成装置
  3.「見えない物語」から「見える物語」へ
第4章 切断技法と物語
  1.ストーリーと切断技法
  2.映画と文学の切断技法
  3.切断技法による物語生成
  4.過去と認知における切断
  5.物語と時間
第5章 社会過程による物語生成
  1.広告コミュニケーションの特性とモデル
  2.送り手の過程(前半)
  3.メディア
  4.受け手の過程
  5.ソーシャルメディア
  6.送り手の過程(後半)
  7.社会コミュニケーションによる物語生成
  8.広告映像の分析と生成の試み
第6章 体験としての物語
  1.『籠釣瓶花街酔醒』
  2.『おけいはん』シリーズ
  3.映像を見続けるための不確定性
第Ⅱ部 分析論
第7章 映像認知方略の可能性
  1.映像に対する視点
  2.複数の認知方略
  3.受け手の認知プロセス
  4.ストーリー理解に関する制約緩和と視点の再設定
  5.制約緩和と視点の再設定に関する調査
  6.認知は決められない
第8章 映像からストーリーを認知すること/しないこと
  1.映像と認知科学
  2.映像の認知と切断
  3.映像とドキュメンタリー
  4.映像と認知的リアリティ
  5.映像の認知科学的実験
第9章 広告映像の構成要素・構造分析
  1.本章の視点
  2.広告映像の構成要素の体系
  3.広告映像の構成要素
  4.広告映像の構造
  5.まとめ
第10章 広告映像のイメージ・反応分析
  1.本章の視点
  2.広告映像技法と広告映像修辞
  3.広告映像技法・修辞と受容イメージ・反応の関係
  4.広告映像技法・受容・反応の構造
  5.まとめ
第11章 歌舞伎に向けて1
  1.私的歌舞伎論に向けて
  2.恣意性と編集性の物語と実存,多重性
  3.多重性から実存性へ
第12章 歌舞伎に向けて2
第Ⅲ部 生成論
第13章 統合物語生成システム
  1.物語生成システムの生成過程
  2.INGSのメカニズム
  3.INGSにおけるコンテンツ知識
  4.統合的生成に向けて
  5.おわりに
第14章 ドキュメンタリーとノスタルジア生成
  1.ドキュメンタリーにおけるノスタルジア
  2.ノスタルジアの多様性
  3.ノスタルジアの生成
  4.プログラムによるノスタルジア認知の実験
  5.複数で多重な過去と認知
第15章 広告映像の生成システムの開発
  1.広告映像制作システムの構想
  2.広告映像制作システムの開発過程とシステム機能詳細
  3.実験
  4.成果
  5.今後の課題
第16章 外部への物語生成または芸能情報システムに向けて
  1.物語生成社会へ
  2.芸能情報システム
第17章 内部への物語生成または私物語に向けて
  1.内部への物語生成,私物語に向けて
  2.私物語のためのコンテンツ概観