湯澤 規子/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2018.6 -- 383.81

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /383.8/ユ/ 117124347 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 胃袋の近代
タイトルカナ イブクロ ノ キンダイ
副書名 食と人びとの日常史
著者 湯澤 規子 /著  
著者カナ ユザワ ノリコ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2018.6
ページ数 5,325,18p
大きさ 20cm
一般件名 食生活-歴史 , 飲食店-歴史 , 食品工業-歴史
ISBN13桁 978-4-8158-0916-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 383.81
内容紹介 一膳飯屋、残飯屋、共同炊事など、都市の雑踏や工場の喧騒のなかで始まった外食の営みを活写。「人びと」と「食」をめぐる問題を中軸に据え、「胃袋」を通して<日本の近代>という時代を明らかにする。
著者紹介 1974年大阪府生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。同大学生命環境系准教授。著書に「在来産業と家族の地域史」がある。

目次

序章 食と人びと
  一 食と人びとの日常史
  二 近代の都市と人口と胃袋
  三 外で飯食う事
  四 社会問題は胃の問題
第1章 一膳飯屋と都市
  一 十銭玉一つの飯どんぶり
  二 舌で書く食堂経済学
  三 「天下の台所」の近代台所事情
第2章 食堂にみる人びとの関わり
  一 都市労働者問題と民営食堂
  二 胃袋に対する行政の関与
  三 市営食堂その後
  四 「地域」社会事業と実務家のネットワーク
第3章 共同炊事と集団食のはじまり
  一 工場食の世界
  二 共同炊事のはじまり
  三 食と「地域」社会事業
  四 共同炊事による胃袋の連帯
  五 胃袋と企業・国家・科学
第4章 胃袋の増大と食の産業化
  一 食の産業化
  二 漬物と近代
  三 工場・女工・漬物・肥料
  四 蔬菜栽培の発展と漬物屋の増加
  五 軍需と家庭
第5章 土と食卓のあいだ
  一 農村と都市のあいだ
  二 農村の変化と青年たち
  三 米と繭と新しい商品作物
  四 土と食卓のあいだ
第6章 台所が担う救済と経済
  一 食の交換と分配
  二 胃袋と都市の台所
  三 中央卸売市場の誕生
第7章 人びとと社会をつなぐ勝手口
  一 勝手口からみる歴史
  二 『残食物需給ニ関スル調査』
  三 食べものの洪水と空っぽの胃袋
  四 食堂の勝手口から地域社会へ
終章 胃袋からみた日本近代
  一 胃袋の孤立化と集団化
  二 食と人びとと地域の日常史
  三 人びとをめぐって
  四 胃袋の現代へ