関根 康正/編 -- 風響社 -- 2018.2 -- 389.04

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閲覧室 /389.0/ス/ 117034868 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ストリート人類学
タイトルカナ ストリート ジンルイガク
副書名 方法と理論の実践的展開
著者 関根 康正 /編  
著者カナ セキネ ヤスマサ
出版者 風響社
出版年 2018.2
ページ数 762p
大きさ 22cm
一般件名 文化人類学 , 都市
ISBN13桁 978-4-89489-246-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 389.04
内容紹介 ネオリベラリズムによって破壊された人や文化や暮らし。世界の街角からその実態を拾い上げ、極北においてなお発現する人間の創発力をも捉えようとする、人類学的研究の社会的コミットメントの成果。
著者紹介 1949年群馬県生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院博士課程修了。専攻は社会人類学、南アジア社会研究。関西学院大学社会学部教授。共著に「社会苦に挑む南アジアの仏教」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
ストリート人類学という挑戦 関根 康正/著 15-29
新たなローカリティを創発せざるを得ない人々
  新現実と戦う福島第一原発事故被害者たちのストリート・ウィズダム
トム・ギル/著 33-57
施設と暴力の現在
  児童福祉施設で人類学者として何を体験したか
飯嶋 秀治/著 59-71
児童養護施設等における暴力問題の理解と対応
  子どもたちの成長の基盤としての「安心・安全」の実現
田嶌 誠一/著 73-91
如何に被差別の当事者性を獲得するか?
  現代インドで反差別運動に取り組む仏教僧佐々井秀嶺の実践から学ぶ
根本 達/著 93-109
ゾンビ化するストリートの存在論
  ベンヤミン、コールハース、そしてレヴィナス
近森 高明/著 113-130
ストリートの記憶と痕跡
  ニューヨークと広島の遊歩から都市の無意識を辿る
南 博文/著 131-158
パリと東京のストリートにおける共同性(コモナリティ)
  アート・音楽・都市菜園によるストリートの流用
モニカ・ザルツブルン/著,喜田 康稔/共訳,関根 康正/共訳 159-178
野菜とひとが紡ぐローカリティ
  「伝統野菜のエスノグラフィー」のためのメモランダム
鈴木 晋介/著 179-206
阿波木偶の伝統と被差別民の漂泊性 姜 竣/著 207-234
放浪民ジョーギーの定住化と呪術性の現在 中野 歩美/著 235-244
カンボジアにおける市場経済化と絹織物業
  分業化と農村女性の戦術
朝日 由実子/著 245-286
国境を越えるねずみたちのストリート
  ティモール島の密輸における「和解」と「妥協」
森田 良成/著 287-316
下からの創発的連結としての歩道寺院
  インドの路上でネオリベラリズムを生き抜く
関根 康正/著 319-362
ハノイ民衆ストリートの文化組成力とアフリカ受容
  ベトナム都市民衆の慣習からの生活自揚と多元的文化創発
和崎 春日/著 363-398
ストリート言語から国民形成の鍵へ
  ケニアのシェン語の生成と展開
小馬 徹/著 399-432
ネオリベラリズムとカナダ・イヌイットの社会変化 岸上 伸啓/著 433-449
生まれ育った地域で生きる
  清原正臣氏による東日本大震災の記録にみえる日々の関わり
村松 彰子/著 451-465
災害ユートピアが終わるとき
  ストリートを<コモン>にするということ
小田 亮/著 467-499
ヘテロトピアと近傍
  ストリート人類学の転回をめぐって
西垣 有/著 503-518
ヘテロトピア・デザインの実践
  ロンドンにおける南アジア系移民によるサナータン・ヒンドゥー寺院建設活動という創発的記号過程をめぐって
関根 康正/著 519-648
ストリート人類学の方法と理論
  「ネオリベ・ストリート化」を脱構築するヘテロトピア・デザインと「根源的ストリート化」
関根 康正/著 649-667
生成変化という一つの先端をめぐって 西垣 有/著 671-693
路傍の信仰とノスタルジアからみたストリートの人類学 野村 雅一/著 695-722
「神話」と「後背地」から見たストリート人類学 阿部 年晴/著 723-741