鈴木 俊洋/著 -- 法政大学出版局 -- 2018.5 -- 134.95

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資料詳細

タイトル 数学の現象学
タイトルカナ スウガク ノ ゲンショウガク
副書名 数学的直観を扱うために生まれたフッサール現象学
著者 鈴木 俊洋 /著  
著者カナ スズキ トシヒロ
出版者 法政大学出版局
出版年 2018.5
ページ数 246,8p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-588-12150-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 134.95
内容紹介 一人の哲学者フッサールが数学論から現象学を作った過程を数学史の中に位置づけながら語り、その結果できた現象学の枠組みで数学論の問題がどのように見えるかを説明。フッサール数学論の全体像を提示する。
著者紹介 1968年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。崇城大学総合教育センター教授。

目次

第一部 ヴァイアーシュトラス・プログラムからの課題-フッサール現象学創設前史
  序章 「学問からの真正な要求」による哲学への転向
  第一章 解析学の算術化の運動(ヴァイアーシュトラス・プログラム)
  第二章 なぜ「抽象」でなければならないのか-カントル、フレーゲ、フッサール
  第三章 十九世紀数学における「存在論的革命」と現実的無限
第二部 フッサールの現象学創設の過程
  序章 ヴァイアーシュトラスからの課題に答えるための道
  第四章 出発点としての『算術の哲学』
  第五章 『算術の哲学』直後の展開
  第六章 抽象とは何か-『論理学研究』における現象学的枠組みの発生
  第七章 現象学的対象観の完成
  第八章 ヴァイアーシュトラスへの解答-数学的対象の認識論
第三部 数学の現象学の展開
  序章 フッサール数学論の展開
  第九章 公理的手法の受容と「多様体」概念の発生
  第十章 対象の「構成」と間主観性-発生的現象学の道具立ての導入
  第十一章 ヒルベルトへの解答とフッサール的数学世界
  第十二章 実数の構成と排中律の問題
  第十三章 技術から生まれた数学-生活世界からの数学的対象の発生
  終章 フッサール数学論の位置づけと意義