吉田 舞/著 -- 風響社 -- 2018.2 -- 366.2248

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /366.2/ヨ/ 117122473 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 先住民の労働社会学
タイトルカナ センジュウミン ノ ロウドウ シャカイガク
副書名 フィリピン市場社会の底辺を生きる
著者 吉田 舞 /著  
著者カナ ヨシダ マイ
出版者 風響社
出版年 2018.2
ページ数 292p
大きさ 22cm
一般件名 労働市場 , 労働問題-フィリピン , 先住民族
ISBN13桁 978-4-89489-249-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 366.2248
内容紹介 フィリピンの市場社会の構造を、先住民の労働と生活をとおして分析。不可欠な人員でありながら、「劣った労働力」と見なされ、力尽きれば路上生活に追いやられる先住民。生活現場の実態調査から「先住民底辺化」の構造を解明。
著者紹介 1977年生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市先住民・在日外国人の労働社会学。特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員。

目次

サパへの旅
第Ⅰ部 現代社会と先住民
第一章 先住民と市場社会
  一 先住民の相対的底辺化
  二 なぜアエタの労働なのか
第二章 調査対象の説明
  一 調査対象と調査方法
  二 サパ・アエタの経済史
  三 国家のまなざし-政策
  四 社会のまなざし-呼称と差別
第三章 先住民の研究と課題
  一 排除される貧者
  二 市場社会と相対的底辺化
第Ⅱ部 参加する先住民/参加しない先住民
第四章 適応型の労働と生活
  一 村で働く
  二 都市で働く
  三 市場文化へ包摂される人びと
第五章 伝統型の仕事と生活
  一 アエタの仕事」と「労働」
  二 婚資の変容
  三 協同組合と互助機能
  四 女性の副業と「暇」の概念
第六章 解体型の労働と生活
  一 ホームレス化する先住民
  二 エスニック・ネットワークからの断絶
  三 路上のネットワーク
第七章 先住民の相対的底辺化
  一 カテゴリー化される<差異>
  二 貧困の共有から貧困の分有へ
  三 類型移行のメカニズム
  四 相対的底辺化再考
第Ⅲ部 都市底辺を生きる
第八章 マニラの路上から
  一 先住民バジャウ
  二 都市底辺労働の階層化
補論 「確かなデータ」についての考察
  一 データの科学性
  二 調査の科学性
あらたな旅へ