荻野 富士夫/著 -- 小樽商科大学出版会 -- 2018.3 -- 393.3

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資料詳細

タイトル 日本憲兵史
タイトルカナ ニホン ケンペイシ
副書名 思想憲兵と野戦憲兵
叢書名 小樽商科大学研究叢書
著者 荻野 富士夫 /著  
著者カナ オギノ フジオ
出版者 小樽商科大学出版会
出版年 2018.3
ページ数 17,402p
大きさ 22cm
一般件名 憲兵
ISBN13桁 978-4-8188-2492-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 393.3
内容紹介 国内、そしてアジア各地で恐れられた憲兵は、いかなる組織と意図のもとで暴威をふるったのか。その実態を史料から読み解き、憲兵の誕生から終焉、そして現代への連続性を明らかにする通史。
著者紹介 1953年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科後期課程修了。小樽商科大学特任教授。著書に「特高警察体制史」「戦後治安体制の確立」「外務省警察史」など。

目次

Ⅰ 憲兵の創設から展開へ
  一 憲兵科の設置
  二 「国内の安寧」保持
  三 日清・日露戦時憲兵から植民地憲兵へ
  四 憲兵と社会・民衆の関係
Ⅱ 思想憲兵の確立
  一 「思想問題」への着眼
  二 思想憲兵の誕生
  三 反軍運動・思想の逼塞化
  四 一九三〇年代前半の憲兵をめぐる諸相
Ⅲ 日中戦争期の思想憲兵
  一 日中戦争期の反戦反軍思想の抑圧
  二 軍事警察機能の拡充
  三 防諜態勢の強化
  四 一九三〇年代後半の憲兵をめぐる諸相
Ⅳ アジア太平洋戦争期の思想憲兵
  一 「長期必勝態勢確保」のために
  二 軍事警察の全面的展開
  三 国内治安確保のための狂奔
Ⅴ 思想憲兵・野戦憲兵としての関東憲兵隊
  一 「満洲事変」下の軍事的討伐
  二 思想的討伐の主導
  三 対ソ防諜態勢の確立
  四 熱河省粛正工作と民心の動向警戒
Ⅵ 支那派遣軍下の野戦憲兵
  一 中国戦線における憲兵
  二 武力戦から思想戦への転換
  三 野戦憲兵における軍事警察機能
  四 北支那特別警備隊の創設
Ⅶ 南方軍下の野戦憲兵
  一 南方野戦憲兵の特質
  二 フィリピンにおける野戦憲兵
  三 マレー・ジャワなどにおける野戦憲兵
Ⅷ 憲兵の解体と継承
  一 治安確保・軍秩維持から解体へ
  二 再軍備下の「憲兵」継承