小林 亜津子/著 -- 筑摩書房 -- 2018.2 -- 490.15

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /490/コ/ 121037048 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル QOLって何だろう
タイトルカナ キューオーエル ッテ ナンダロウ
副書名 医療とケアの生命倫理
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 小林 亜津子 /著  
著者カナ コバヤシ アツコ
出版者 筑摩書房
出版年 2018.2
ページ数 190p
大きさ 18cm
一般件名 生命倫理 , クオリティオブライフ
ISBN13桁 978-4-480-68996-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 490.15
内容紹介 人生100年時代の「よく生きる」とは? QOLという生命倫理のキーワードを議論の起点として、高齢者の「フレイル」や「地域包括ケア」「看取り搬送」などをめぐる、現代社会が直面しつつある課題を考察する。
著者紹介 東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。北里大学一般教育部教授。文学博士。専門は、ヘーゲル哲学、生命倫理学。著書に「はじめて学ぶ生命倫理」など。

目次

序章 QOLって何だろう
  「よく生きる」とは/いのちへの問い/日本と欧米の違い/この本で伝えたいこと
第1章 医療とQOL
  いのちか目か/医療における同意/愚行の権利/医学の進歩あってこそのQOL/ジョブズの選択/医学は感染症との闘いだった/「君が見ているのは、私じゃない」
第2章 高齢者医療とQOL-フレイルにどう対処したらよいか
  病気になったら病院へ/病院医療の高度化/高齢者医療にあてはめると/医療は魔法ではない/高齢期とフレイル/凝り固まったヒューマニズム/プラス介護で動きをうばう/どちらが本人のため?/QOLの叫び
第3章 認知症ケアとQOL
  「アンパンを売らないでください」/日常生活が倫理問題に/もし病院だったら/ケアスタッフだったら、どうする?/QOLは本人が一番よく知っている/「本人のため」だから/認知症の人を地域でみていく/特別なアンパン
第4章 QOLを伝えられない人のQOL
  息子の魂を自由にしてやってほしい/子どものQOLを親が決める?/判断能力のない人のQOL/すべての医療を行う/どこからが「不自然」か/カトリック信者は外科手術を拒否できるか/標準的な医療と特別な医療/通常と特別の線引きは?/ロックト・イン・シンドローム/私が行くと「ときめく」/生きることの意味や価値を問う
第5章 家族と私のQOL
  年金七万円はおっきいよ/食べられなくなったら、それが母の寿命/リハビリさせないでほしい/関係性のなかにある自律/家族の望みが私の望み
第6章 看取りとQOL
  看取りはお祭り/看取り搬送/蘇生しないでほしい(DNAR)/救命と看取りの交差/救急隊員の法的立場とジレンマ/家族の「啓発」は困難/わかっていても「もう一回」/死は生の出来事ではない/「このまま穏やかに看取りましょう、救急車は呼ばずに」
あとがき