斎藤 夏来/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2018.2 -- 188.82

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /188.8/サ/ 117033605 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 五山僧がつなぐ列島史
タイトルカナ ゴザンソウ ガ ツナグ レットウシ
副書名 足利政権期の宗教と政治
著者 斎藤 夏来 /著  
著者カナ サイトウ ナツキ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2018.2
ページ数 8,395,9p
大きさ 22cm
一般件名 禅宗-歴史 , 日本-歴史-室町時代 , 宗教と政治
ISBN13桁 978-4-8158-0903-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 188.82
内容紹介 鎌倉期から戦国期にかけて、なぜ巨大な宗教制度「五山制度」が構築され得たのか。地域の信仰を背景に各地を結び付け、五山文学も手がかりにして、列島社会が内包していた異国的世界をも展望し、新たな中世史像を描き出す。
著者紹介 1969年福井県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同大学院人文学研究科教授、博士(歴史学)。著書に「禅宗官寺制度の研究」がある。

目次

序章 五山僧の忘却と再発見の試み
  はじめに
  一 禅宗史研究
  二 顕密八宗論
  三 禅律仏教論
  おわりに
第Ⅰ部 足利政権と五山僧
第1章 叢林と夷中
  はじめに
  一 諸山・十刹住持補任の概況
  二 夷中との交渉
  おわりに
第2章 足利政権の坐公文発給と政治統合
  はじめに
  一 義教政権期の坐公文
  二 義政政権期の坐公文
  おわりに
第3章 関東公帖と夷中の五山僧
  はじめに
  一 関東公帖の発生と展開
  二 関東公帖の受給者たち
  おわりに
第4章 戦国期足利政権の公帖発給と「武士」の編成
  はじめに
  一 戦国期公帖の政局的側面
  二 戦国期公帖の体制的側面
  おわりに
第Ⅱ部 夷中の檀越と五山僧
第5章 鎮魂の強制から信仰の統合へ
  はじめに
  一 利生塔・安国寺の警固人
  二 寺塔警固人から禅院檀越へ
  おわりに
第6章 五山僧をめぐる師弟関係と師檀関係
  はじめに
  一 京都所在=将軍家膝下の禅院
  二 各地所在=諸勢力膝下の禅院
  おわりに
第7章 地方諸山禅院の無名檀越たち
  はじめに
  一 江戸期地誌類にみる宝福寺末寺の群小檀越
  二 室町期荘園史料に探る宝福寺末寺の檀越像
  おわりに
第8章 戦国期在地勢力の五山文学受容
  はじめに
  一 慈雲寺雲岫永俊と佐治氏
  二 知多半島域における五山文学受容の諸相
  おわりに
第9章 居士大姉仏教と五山文学
  はじめに
  一 夷中の諸山と十方檀越
  二 夷中の五山長老
  三 夷中の五山文学
  おわりに
第Ⅲ部 五山僧の思想史的位置
第10章 夷中考
  はじめに
  一 五山僧の前史
  二 列島社会内の対外関係
  三 五山文学の受容者論
  おわりに
第11章 五山僧の栄西認識
  はじめに
  一 栄西は禅律僧か
  二 栄西は密教僧か
  三 栄西は仏心宗第一祖である
  おわりに
第12章 南禅寺住持論
  はじめに
  一 「本朝高僧伝」のなかの南禅寺住持
  二 キリシタンがみた禅宗と南禅寺住持
  三 南禅寺住持をめぐる諸認識
  おわりに
終章 列島史と日本史のはざまで
  はじめに
  一 坐公文受給五山僧の実像
  二 「夷中」の十方檀越の実像
  三 「夷中」の五山文学
  おわりに