西谷内 博美/著 -- 東信堂 -- 2018.1 -- 316.81

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資料詳細

タイトル 白老における「アイヌ民族」の変容
タイトルカナ シラオイ ニ オケル アイヌ ミンゾク ノ ヘンヨウ
副書名 イオマンテにみる神官機能の系譜
著者 西谷内 博美 /著  
著者カナ ニシヤウチ ヒロミ
出版者 東信堂
出版年 2018.1
ページ数 7,157p
大きさ 22cm
一般件名 アイヌ-歴史 , 祭り-白老町(北海道)
ISBN13桁 978-4-7989-1450-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 316.81
内容紹介 アイヌ民族が飼い熊を神の世界に送る儀礼、イオマンテ。明治以降に行われた52件にのぼるイオマンテの史料をたどり、同時代の社会とイオマンテとの関係性を捉えることで、「アイヌ」なるものを創り上げてきた本質に迫る。
著者紹介 法政大学大学院政策科学研究科博士後期課程修了。博士(政策科学)。関東の諸大学にて非常勤講師。専門は環境社会学、開発社会学。著書に「開発援助の介入論」など。

目次

序章
  1 本書の目的と方法
  2 アイヌ民族について
  3 伝統的イオマンテについて
  4 白老について
第1章 天覧のイオマンテ(明治14年)-外交のツール
  1 天覧のアイヌ熊祭り
  2 外交のツール
  3 自律的な社会集団
  4 まとめ:村落共同体
第2章 観光のイオマンテ(昭和7年)-ビジネス戦略
  1 一般来観歓迎の熊祭り
  2 大正~昭和初期の社会環境
  3 文化の担い手
  4 まとめ:アイヌ民族としての自信と誇り
第3章 「最後」のイオマンテ(昭和35年辺り)-蔑視と憧憬のジレンマ
  1 「目覚めたアイヌ」とイオマンテ
  2 アイヌ民族の近代化
  3 森竹竹市の葛藤
  4 過去と現在の切り分け
  5 まとめ:「アイヌ民族」を終わらせる
第4章 イオマンテの再生(平成元~6年)-名誉の回復
  1 白老流のイオマンテの復活
  2 対外的な要請:「アイヌ民族」の存在証明
  3 対内的な要請:「アイヌ民族」の文化的連続性の補強
  4 観光を介した「神官」機能の系譜
  5 まとめ:アイヌ民族ここにあり
終章
  1 白老における「アイヌ民族」の変容
  2 白老における「アイヌ民族」の未来