斎藤 元秀/著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2018.1 -- 319.3801

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資料詳細

タイトル ロシアの対日政策 上
タイトルカナ ロシア ノ タイニチ セイサク
著者 斎藤 元秀 /著  
著者カナ サイトウ モトヒデ
巻の書名 帝政ロシアからソ連崩壊まで
出版者 慶應義塾大学出版会
出版年 2018.1
ページ数 7,356p
大きさ 22cm
一般件名 ロシア-対外関係-日本-歴史
ISBN13桁 978-4-7664-2424-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 319.3801
内容紹介 米国一極支配体制に対抗し、国際政治に影響力を及ぼし続ける超大国ロシア。外交文書、回顧録、先行研究などを踏まえ、ロシアの対日政策を検討する。上は、帝政末期からペレストロイカまでの対日政策とその戦略を読み解く。
著者紹介 1948年函館市生まれ。コロンビア大学大学院留学、Ph.D.(国際関係論)取得。杏林大学総合政策学部教授などを歴任。専攻は国際関係論、ロシア外交。

目次

序章 ロシア対日政策の分析視角-重層的アプローチをめざして
第1章 帝政ロシアの対日政策-友好・対立・戦争・協商そして同盟へ
  はじめに
  Ⅰ 帝政ロシアの南下政策と江戸幕府
  Ⅱ 日露通好条約締結と友好時代の到来
  Ⅲ 対立時代の始まり
  Ⅳ 日露戦争後の接近と軍事同盟締結
  おわりに
第2章 スターリンと日ソ戦争への道-中立から対日参戦へ
  はじめに
  Ⅰ 日本の勢力拡張とソ連の反応-シベリア出兵・ノモンハン事件・満洲国建国
  Ⅱ 太平洋戦争とスターリン
  Ⅲ スターリン主導のヤルタ会談
  Ⅳ 対日参戦
  おわりに-第二次世界大戦終結までのスターリン対日政策の成果と負の遺産
第3章 アジアの冷戦とスターリンの対日政策
  はじめに
  Ⅰ 米占領期におけるスターリンの初期対日構想-主要目標とドイツ占領政策との比較
  Ⅱ 構想実現の手段
  Ⅲ 戦術の転換
  Ⅳ コミンフォルム野坂批判と朝鮮戦争との関連性
  Ⅴ 対日講和問題と「中国ファクター」
  Ⅵ サンフランシスコ平和条約とソ連の調印拒否
  おわりに
第4章 フルシチョフの日ソ国交正常化政策と権力闘争
  はじめに
  Ⅰ サンフランシスコ講和会議後の対日接近
  Ⅱ 鳩山政権の登場とドムニツキー書簡騒動
  Ⅲ 日ソ国交正常化交渉の開始
  Ⅳ 狂ったシナリオ
  Ⅴ アデナウアー訪ソと独ソ国交正常化の実現
  Ⅵ フルシチョフの新たな切り札とモスクワ漁業交渉
  Ⅶ 二つのモスクワ国交正常化交渉と日ソ共同宣言の調印
  おわりに
第5章 日米安保条約改定とフルシチョフの現実主義
  はじめに
  Ⅰ 新日米安保条約調印以前の対日政策
  Ⅱ 新日米安保条約調印後の日本とフルシチョフ対日政策-日本中立化をめざしたのか
  おわりに
第6章 米中接近とブレジネフの対日牽制外交
  はじめに
  Ⅰ 中ソ対立とブレジネフの対日政策の始動
  Ⅱ 二つのニクソン・ショックとソ連の対日政策
  Ⅲ 対日牽制外交の展開-田中訪中から訪ソまで
  Ⅳ 日中平和友好条約締結交渉とソ連の反応
  おわりに
第7章 ゴルバチョフの対日「新思考」外交の中の「旧思考」
  はじめに
  Ⅰ アンドロポフの対日政策と日ソ関係の冷却化
  Ⅱ ゴルバチョフの対日「新思考」外交の基本構造
  Ⅲ 対日「新思考」外交の展開
  Ⅳ ゴルバチョフ政権における対日政策の決定過程
おわりに