大竹 晋/著 -- 国書刊行会 -- 2017.11 -- 183.95

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資料詳細

タイトル 大乗起信論成立問題の研究
タイトルカナ ダイジョウ キシンロン セイリツ モンダイ ノ ケンキュウ
副書名 『大乗起信論』は漢文仏教文献からのパッチワーク
著者 大竹 晋 /著  
著者カナ オオタケ ススム
出版者 国書刊行会
出版年 2017.11
ページ数 3,545,19p
大きさ 22cm
一般件名 大乗起信論
ISBN13桁 978-4-336-06187-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 183.95
内容紹介 「大乗起信論」の素材である漢文仏教文献、同論に含まれる北朝仏教固有の学説とインド仏教教理への誤解を指摘。同論の北朝人撰述を確定するとともに、馬鳴と真諦への仮託の経緯も解明し、大乗起信論の成立問題に終止符を打つ。
著者紹介 1974年岐阜県生まれ。筑波大学卒業。博士(文学)。仏典翻訳家。著書に「唯識説を中心とした初期華厳教学の研究」「元魏漢訳ヴァスバンドゥ釈経論群の研究」など。

目次

序論
  一 はじめに
  二 研究史の概観
  三 本研究の構成
  四 おわりに
第一部 資料篇
第一章 敦煌写本系『大乗起信論』
第二章 北朝現在漢文仏教文献対照『大乗起信論』
第二部 研究篇
第一章 『大乗起信論』の素材
  一 はじめに
  二 元魏漢訳に先行する諸訳
  三 元魏漢訳に先行する偽経
  四 元魏漢訳
  五 元魏菩提流支著作および講義録
  六 おわりに
第二章 『大乗起信論』における北朝仏教説
  一 はじめに
  二 五蘊を色心と見なす説
  三 心を無明と見なす説
  四 双運道における止観の対象を別々と見なす説
  五 大乗の語義を三大と見なす説
  六 おわりに
第三章 『大乗起信論』における奇説
  一 はじめに
  二 あらゆる諸法を真如と見なす説
  三 意を五意と見なす説
  四 熏習を熏と見なす説
  五 前世の業障が今世に残っていると見なす説
  六 阿惟越致を信から退かなくなることと見なす説
  七 正定聚を信から退かなくなる者と見なす説
  八 おわりに
第四章 『大乗起信論』の成立と流伝
  一 はじめに
  二 北朝における成立と馬鳴への仮託
  三 南朝における流伝と真諦への仮託
  四 おわりに
結論
  一 はじめに
  二 中国仏教史における『大乗起信論』
  三 通仏教史における『大乗起信論』
  四 おわりに