大倉 季久/著 -- 晃洋書房 -- 2017.11 -- 651

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資料詳細

タイトル 森のサステイナブル・エコノミー
タイトルカナ モリ ノ サステイナブル エコノミー
副書名 現代日本の森林問題と経済社会学
著者 大倉 季久 /著  
著者カナ オオクラ スエヒサ
出版者 晃洋書房
出版年 2017.11
ページ数 9,205p
大きさ 22cm
一般件名 森林経済 , 林業-日本 , 経済社会学
ISBN13桁 978-4-7710-2938-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 651
内容紹介 現代日本における森林危機が、高度経済成長期の政策介入を契機とした木材市場の長期的な転換過程のなかで生じていることを経済社会学の視点から明らかにし、そのような転換に対抗するかたちで生起した市場創出の試みを紹介。
著者紹介 1976年新潟県生まれ。法政大学大学院政策科学研究科博士後期課程修了(博士・政策科学)。桃山学院大学社会学部准教授。専攻は経済社会学、環境社会学。

目次

第1章 ローカル・マーケットの危機としての森林問題
  1 森林の危機をいかに問うのか
  2 木材市場の多元性と「森林の危機への対応力」
  3 カール・ポランニーとローカル・マーケット
  4 ローカル・マーケットの危機としての森林問題
第2章 経済社会学の射程
  1 「埋め込みアプローチ」の展開
  2 「市場の理論」としての経済社会学
  3 森林の危機をとりまく歴史過程
  4 環境社会学としての経済社会学
第3章 木材供給の安定的確保
  1 経済成長と森林
  2 ローカル・マーケット批判としての森林政策
  3 木材供給の安定的確保
  4 新しい住宅市場の出現と輸入依存型の木材供給体制の成立
第4章 「質の林業」という選択
  1 新たな市場創出の機運
  2 広域市場の形成
  3 森林所有者の新たな育林戦略
  4 過熱する優良材市場と閉ざされたもうひとつの道
第5章 木材市場の転換
  1 人工林資源の成熟と林業の「新しい危機」
  2 ローカル・マーケットの危機
  3 木材市場の転換
  4 森林政策の転換
  5 ローカル・マーケット批判の限界
第6章 「近くの山の木で家をつくる運動」の形成
  1 市場に問いかける森林所有者
  2 森林所有者たちの系譜
  3 「近くの山の木で家をつくる運動」の形成
  4 ローカル・マーケットを呼び戻す
第7章 ローカル・マーケットの修復による森林再生
  1 「近くの山の木で家をつくる運動」の伝播
  2 丹治地区における造林事業の歴史と林業の現状
  3 ローカル・マーケットの修復による森林再生
  4 森林再生への高いハードル
第8章 戦後森林政策の「意図せざる結果」としての森林の危機
  1 戦後森林政策の「意図せざる結果」
  2 政策と互酬
  3 グローバル化という閉塞
  4 食い潰される日本の森?
終章 森林の危機と経済社会学
  1 その後の森林政策
  2 ローカル・マーケットからの問題提起
  3 森林の有限性という現実
  4 森林の危機と経済社会学