佐和田 敬司/著 -- 東京大学出版会 -- 2017.6 -- 772.71

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資料詳細

タイトル オーストラリア先住民とパフォーマンス
タイトルカナ オーストラリア センジュウミン ト パフォーマンス
著者 佐和田 敬司 /著  
著者カナ サワダ ケイジ
出版者 東京大学出版会
出版年 2017.6
ページ数 9,239,25p
大きさ 22cm
一般件名 演劇-オーストラリア , 映画-オーストラリア , アボリジニ
ISBN13桁 978-4-13-086053-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 772.71
内容紹介 「アボリジニに演技は出来ない」ことが常識だった時代は、アボリジニの俳優たちの多岐にわたる活躍によって終焉を迎えた。先住民を軸にしてオーストラリア演劇史、オーストラリア映画史を振り返る。
著者紹介 1968年水戸市生まれ。マッコーリー大学メディア文化研究博士号取得。早稲田大学法学学術院教授。オーストラリア学会副代表理事。著書に「オーストラリア映画史」など。

目次

序章 先住民のパフォーマンスと日本からの視線
  1 映画『オーストラリア』
  2 原案としての『オヴァランダーズ』と『ジェダ』
  3 アボリジニを描く
  4 日本の先住民観と『オーストラリア』
Ⅰ部 自らの声で語る
一章 オーストラリア先住民と映画史
  1 撮影され、語られる先住民
  2 商業映画の先住民表象
  3 自ら語り出す先住民
  4 今日の先住民の表象
二章 先住民の映画スターは語ることが出来るか
  1 ガルピリルのキャリア
  2 演劇とオーストラリア先住民の関わり
  3 一人芝居『ガルピリル』が意味するもの
  4 先住民映画スターの語り
三章 奥地と都市をつなげるテクノロジーと身体
  1 チューキー・ダンサーズ『ロング・スキン』
  2 日本における先住民パフォーマンスの試み
  3 二つの先住民パフォーマンスの可能性と課題
Ⅱ部 過去と現在に対する証言
四章 マラリンガからヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマへ
  1 『ナパジ・ナパジ』について
  2 日本の視点からの『ナパジ・ナパジ』
五章 証言者としての身体
  1 ウェズリー・イノックについて
  2 『嘆きの七段階』
  3 社会へ、未来への先住民の主体的な関わり
  4 『ストールン』とアボリジニの身体
六章 戦争の記憶とナショナリズムへの介入
  1 『年に一度のあの日』
  2 現代のアンザック神話
  3 『ブラック・ディッガーズ』
  4 国民統合のシンボルとしてのアンザック神話と先住民
Ⅲ部 先住民文化への祝福
七章 オペラと先住民
  1 先住民姉妹の物語『レイディアンス』の中のオペラ歌手
  2 ポストコロニアル・モーメントとオペラ
  3 オーストラリアにおけるオペラの受容と先住民
  4 ナラティブにおける脱植民地化
  5 今日のオーストラリアのオペラと先住民オペラ《ピーカン・サマー》
八章 真実の物語と祝福
  1 舞台版と映画版『サファイアーズ』
  2 時代背景
  3 彼女たちの周りにあった芸能
  4 演劇が扱う「真実」
九章 ニュージーランド演劇の半世紀と先住民
  1 『ポフトゥカワの木』
  2 マオリの表象と演劇
  3 二〇〇九年の『ポフトゥカワの木』
終章 アボリジニと日本人の出会い
  1 ブルームと太地町
  2 ジョン・ロメリルの『ミス・タナカ』
  3 対称と雑種のイメージ
  4 翻訳
  5 上演
  6 ボーダーを超える人々
  7 先住民演劇の担い手としての白人作家