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<孝子>という表象
貸出可
ニールス・ファンステーンパール/著 -- ぺりかん社 -- 2017.7 -- 152.6
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所蔵件数は
1
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/152.6/ス/
117024562
成人一般
可能
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資料詳細
タイトル
<孝子>という表象
タイトルカナ
コウシ ト イウ ヒョウショウ
副書名
近代日本道徳文化史の試み
著者
ニールス・ファンステーンパール
/著
著者カナ
ステーンパール ニールス・ファン
出版者
ぺりかん社
出版年
2017.7
ページ数
214p
大きさ
22cm
一般件名
孝行
,
倫理学-日本
ISBN13桁
978-4-8315-1476-9
言語
jpn
分類記号
152.6
内容紹介
「孝子」とは、「親孝行な子」というだけの存在であったのか? 近世日本社会で広く行われた「孝子顕彰」において、競合的に意味づけられた「孝子」創作のプロセスを解明。「表象」に着目することで道徳文化史の可能性を探る。
著者紹介
1980年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。同大学大学院教育学研究科准教授。専攻は日本近世思想史・教育史。
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目次
序章 問題としての「孝子」
はじめに
第一節 課題-「孝子」とは何か
第二節 資料-「孝子伝」の特徴
第三節 本書の構成
第一章 由緒としての「孝子」
はじめに
第一節 表彰の場-モノを生み出す契機として
第二節 褒美と「孝子」-由緒化するモノ
第三節 村と「孝子」-共有される由緒
第四節 村役人と「孝子」-モノ創作と自己表象
第五節 訪問者と「孝子」-由緒の披露と普及
むすびに
第二章 文芸としての「孝子」
はじめに
第一節 万吉孝行譚の概要-「孝子」の発見
第二節 資料の整理-「勢州鈴鹿山麓孝子万吉伝」
第三節 顕彰活動の展開と特質-文芸的な営み
第四節 忠房の顕彰活動-顕彰プロセスの意義
第五節 「万吉伝」の読者-つながり合う同志
第六節 「孝子顕彰」の文脈-自己表象としての「孝子」
むすびに
第三章 国風としての「孝子」
はじめに
第一節 『孝婦鳴盛編』-詩歌集を中心とする「孝子顕彰」
第二節 「孝子顕彰」の思想構造-天性・教化・風土
第三節 詠み手にとっての意義-自己表象
第四節 股野玉川にとっての意義-国家の盛を鳴らす
むすびに
第四章 競争としての「孝子」
はじめに
第一節 藩編纂の「孝子伝集」-「教化」説への疑問
第二節 「孝子伝集」の編纂意図-「明君・仁政」を物語るツール
第三節 『本朝孝子伝』の事件性-「明君・仁政」言説の公表
第四節 他藩への視線-「孝子」の量の重視
むすびに
第五章 公儀としての「孝子」
はじめに
第一節 『孝義録』の構成-「教化」主張と相容れない内容
第二節 寛政改革という文脈-公儀権威の回復とメディア戦略
第三節 異例の「孝子伝集」-染みわたる公儀権威
第四節 孝行奇特者調査の背景-武士層を意識した企画として
第五節 『孝義録』の受容-由緒と仁政
むすびに
第六章 主体としての「孝子」
はじめに
第一節 「孝子伝集」としての『近世蝦夷人物誌』-二つの疑問
第二節 『人物誌』という物語-松前「苛政」と幕府「仁政」
第三節 『人物誌』の背景-主体的な「国民」創出
第四節 『人物誌』出版却下-「国民」が孕む問題
むすびに
終章 道徳文化史という課題
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