苫野 一徳/著 -- 筑摩書房 -- 2017.4 -- 104

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /104/ト/ 121027593 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル はじめての哲学的思考
タイトルカナ ハジメテ ノ テツガクテキ シコウ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 苫野 一徳 /著  
著者カナ トマノ イットク
出版者 筑摩書房
出版年 2017.4
ページ数 223p
大きさ 18cm
一般件名 哲学
ISBN13桁 978-4-480-68981-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 104
内容紹介 なぜ人を殺してはならないの? 生きる意味とは何だろう? 人生の問いから社会の難問まで、力強く「解き明かす」哲学的思考の“奥義”を、あますところなく伝授する。『webちくま』連載を修正の上、加筆して新書化。
著者紹介 1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。熊本大学准教授。博士(教育学)。専攻は哲学・教育学。著書に「子どもの頃から哲学者」など。

目次

まえがき
第1部 哲学ってなんだ?
  第1講 哲学は役に立つ
  “本質”をとらえる/民主主義は哲学者たちが考えた/自由を認め合う/哲学の奥義
  第2講 宗教とは何がちがうの?
  宗教は“神話”で答えを出す/宗教とは何か?/科学のゆりかご/宗教の意義/哲学は“たしかめ可能性”を追う/哲学は科学に取って代わられた?
  第3講 科学とは何がちがうの?
  汝自らを知れ/「意味の世界」と「事実の世界」/僕らは「意味の世界」をこそ生きている/「絶対の真理」なんて(分から)ない/哲学は科学にどう役に立つ?
  第4講 科学とは何がちがうの?(続)
  「事実」をめぐる対立/恋を科学するとしたら/哲学は科学を導く?
  [コラム 1] ソクラテス
第2部 哲学的思考の奥義
  第5講 「一般化のワナ」に注意しよう-哲学的思考、その前に 1
  “経験”に要注意/“信念”に気をつけろ/議論の作法
  第6講 「問い方のマジック」にひっかからない-哲学的思考、その前に 2
  あっちが正しい? こっちが正しい?/ニセ問題をしっかり見抜こう/「問いの立て方」を変える/ニセ問題を撃破する
  第7講 相手をいい負かすための議論術-でも、それはとてもむなしい
  相手をいい負かすための技/無敵の帰謬法?/超ディベート(共通了解志向型対話)
  [コラム 2] 古代ギリシアの帰謬法
  第8講 ここから思考をはじめよう-帰謬法を封じ込める
  「我思う、ゆえに我あり」/“わたし”だって疑える?/フッサールの「コロンブスの卵」/帰謬法のカラクリ/“思考の始発点”を敷く
第3部 哲学対話と本質観取
  第15講 哲学対話をはじめよう
  価値観・感受性の交換/『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』/共通了解志向型対話(超ディベート)/本質観取/安心と承認の空間づくり
  第16講 本質観取をやってみよう~「恋」とは何か?~
  五つの注意点/本質観取の手順/四つの観点/本質定義-自己ロマンの投影とそれへの陶酔/類似概念とのちがい-友情、愛、エロティシズム/本質特徴(1)-幻想性/本質特徴(2)-切なさと“この世ならぬ”喜び、そして苦しみ/本質特徴(3)-ロマン的生の絶対的肯定/発生的本質を考える/ほどよい挫折が生むロマン/恋の養分
  [コラム 6] プラトン
  最終講 哲学的思考はシンプルであれ
  “よい”思考はシンプルだ
あとがき
[参考・引用文献]