津田 正太郎/著 -- 勁草書房 -- 2016.11 -- 311.3

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資料詳細

タイトル ナショナリズムとマスメディア
タイトルカナ ナショナリズム ト マス メディア
副書名 連帯と排除の相克
著者 津田 正太郎 /著  
著者カナ ツダ ショウタロウ
出版者 勁草書房
出版年 2016.11
ページ数 6,352p
大きさ 22cm
一般件名 ナショナリズム , マス・メディア
ISBN13桁 978-4-326-60294-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 311.3
内容紹介 ナショナリズムとマスメディアの関係をどう捉えるのか。ナショナリズムとマスメディアに関する既存研究を整理し、問題点を指摘。規範的な観点からナショナリズムについて検討し、マスメディアが果たすべき役割を論じる。
著者紹介 1973年大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得退学。法政大学社会学部教授。著書に「メディアは社会を変えるのか」など。

目次

序章 「彼ら」のナショナリズムから「われわれ」のナショナリズムへ
  1 ナショナリズムと愛国主義
  2 ナショナリズム批判はいかなる立場にあるのか
  3 ナショナリズムとマスメディアという問題
  4 本書の構成
  5 「国民共同体」という概念
第1章 近代化論における「革命なきナショナリズム」の肯定
  1 開発途上国の近代化とナショナリズム
  2 近代化論における「政治的なもの」の放逐
  3 コミュニケーション発展論と豊かさへの期待
  4 近代化論の凋落と新たな分析の視座
  5 コミュニケーション発展論の遺産
第2章 社会的コミュニケーション論におけるナショナリズム観
  1 相互依存関係の拡大と国民共同体
  2 「コミュニケーション・システム」としての国民共同体
  3 「想像の共同体」としての国民共同体
  4 永遠の「未完のプロジェクト」
第3章 ナショナリズム概念の再検討
  1 ナショナリズムはイデオロギーか
  2 認識的ナショナリズムと理念的ナショナリズム
  3 ナショナリズムとマスメディアはどのような関係にあるのか
  4 ナショナリズム研究の応用を目指して
第4章 ナショナリズムは肯定できるか
  1 「進歩派のジレンマ」とリベラル・ナショナリズム
  2 国民的連帯は肯定できるか
  3 差異は連帯を阻害するのか
  4 国民的連帯を蝕むナショナリズム
第5章 ナショナリズムは福祉を促進しうるか
  1 ナショナル・アイデンティティとしての福祉
  2 政策形成における言説とナショナリズムの役割
  3 マスメディアと政策形成
  4 マスメディア、ナショナル・アイデンティティ、社会政策
第6章 同胞を疑うナショナリズム
  1 シニカルなナショナリズム
  2 シニック・ナショナリズムを支える物語
  3 開かれた国民の物語は可能か
  4 国民の物語と社会・経済との好循環
第7章 マスメディアはいかに連帯を構築するのか
  1 マスメディアによる共感の喚起と連帯
  2 共感原理への批判
  3 社会的弱者をいかに表象すべきか
  4 複合的連帯の発見
第8章 ナショナリズムの排他性はいかに緩和されるか
  1 高揚する反移民感情とシティズンシップ
  2 シティズンシップをめぐる政治
  3 シティズンシップとマスメディア
  4 シニカルなマスメディア観を越えて
補論 冷戦期米国のマスコミュニケーション研究における宣教師的ナショナリズム
  1 限定効果理論とコミュニケーション発展論の齟齬
  2 マスコミュニケーションの「効果」をめぐる言説
  3 冷戦期マスコミュニケーション研究の政治的文脈
  4 「第三者効果」としてのコミュニケーション発展論