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1 件中、 1 件目
斎宮の文学史
貸出可
本橋 裕美/著 -- 翰林書房 -- 2016.10 -- 910.23
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所蔵件数は
2
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/910.23/モ/
117013763
成人一般
可能
地域資料
L/902/モ/
117013789
成人地域
持禁
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資料詳細
タイトル
斎宮の文学史
タイトルカナ
サイグウ ノ ブンガクシ
著者
本橋 裕美
/著
著者カナ
モトハシ ヒロミ
出版者
翰林書房
出版年
2016.10
ページ数
519p
大きさ
22cm
一般件名
日本文学-歴史-古代
,
日本文学-歴史-中世
,
斎王
ISBN13桁
978-4-87737-402-0
言語
jpn
分類記号
910.23
内容紹介
「源氏物語」や「伊勢物語」に登場する斎宮は読まれ続け、また新たな物語にも斎宮は描かれる。切り捨てられがちな中世までを射程に収め、歴史学、宗教学からだけでは築けない「斎宮の文学史」を明らかにする。
著者紹介
1983年埼玉県生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員。立教大学・津田塾大学等非常勤講師。
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目次
序 本書の意義と構成
第一部
第一章 『伊勢物語』狩の使章段と日本武尊
はじめに
一、狩の使章段の構造
二、斎宮と密通の歴史
三、「明くれば尾張の国へこえ」る昔男
四、古今集時代の日本紀受容
五、狩の使章段の「斎宮と密通」モチーフ
おわりに
第二章 『大和物語』の斎宮と『うつほ物語』
はじめに
一、『大和物語』に描かれる斎宮たち
二、済子女王の密通
三、『うつほ物語』の斎宮
四、物語における斎院前史
おわりに
第三章 光源氏の流離と伊勢空間
はじめに
一、先行研究
二、六条御息所、徽子女王、明石の君
三、「伊勢島」の六条御息所
四、麻続王と光源氏
五、明石の君の役割
おわりに
第四章 六条御息所を支える「虚構」
はじめに
一、六条御息所の「虚構」
二、「中将の御息所」とはだれか
三、<中将御息所>という設定の行方
おわりに
第五章 「別れ路に添へし小櫛」が繫ぐもの
はじめに
一、恋情の始発と絵合巻の贈答
二、「別れの櫛」とは何か
三、「櫛」考
四、『源氏物語』における「別れの櫛の儀」
五、三度目の贈答
おわりに
第六章 『源氏物語』絵合巻の政治力学
はじめに
一、斎宮女御に贈られた朱雀院の御絵
二、「公茂」とは誰か
三、「公茂が仕うまつれる」朱雀院
四、朱雀院の志向
五、朱雀院の絵の行方
おわりに
第七章 『源氏物語』における春秋優劣論の展開
はじめに
一、薄雲巻の春秋優劣論
二、六条院秋の町
三、少女巻春秋の競い
四、胡蝶巻春秋の競い
五、乖離する「秋の町」と秋好中宮
六、「対」からの解消
おわりに
第八章 冷泉朝中宮の二面性
はじめに
一、女王の立后
二、「斎宮の女御」としての立后
三、「王女御」という回路
おわりに
第九章 冷泉朝の終焉
一、冷泉帝のあり方
二、「かぐや姫」玉鬘
三、冷泉帝と『竹取物語』の帝
四、玉鬘物語に底流する冷泉帝治世
五、竹河巻の玉鬘・冷泉院
おわりに
第十章 「神さぶ」櫛のゆくえ
はじめに
一、秋好中宮による女三の宮支援
二、「櫛譲り」が照らし返すもの
三、鈴虫巻の役割
おわりに
第二部
第十一章 『夜の寝覚』における前斎宮の役割
はじめに
一、『夜の寝覚』における前斎宮
二、父入道の位置づけ
三、前斎宮と入道
四、斎宮経験者と皇室復帰の物語
おわりに
第十二章 『狭衣物語』女三の宮の位置づけをめぐって
はじめに
一、女三の宮の人物像
二、嵯峨院にとっての女三の宮
三、天照神にとっての女三の宮
四、斎院・源氏の宮との役割分担
おわりに
第十三章 平安後期物語から見る大津皇子の物語の展開
はじめに
一、平安後期物語に見る「大津の王子」
二、狭衣の恋
三、大伯皇女と兄妹婚
四、「秋の月」と大伯皇女
おわりに
第十四章 『浅茅が露』の始発部をめぐって
はじめに
一、常磐院の姫宮
二、先坊の姫宮
三、二つの恋の役割
第十五章 『海人の刈藻』における姉妹の論理と皇女たち
はじめに
一、按察大納言の三姉妹と冷泉帝の三姉妹
二、一条院の斎宮の役割
おわりに
第十六章 『恋路ゆかしき大将』における斎宮像
はじめに
一、一品の宮と端山の恋
二、婚姻の破綻
三、梅津女君の人物設定
四、鎌倉期の斎宮像と一品の宮
おわりに
第十七章 <斎宮経験>の視点から見る『我が身にたどる姫君』の前斎宮
はじめに
一、前斎宮の設定と問題の所在
二、前斎宮の居住空間
三、前斎宮の望むもの
四、前斎宮空間
おわりに
第十八章 『更級日記』の斎宮と天照御神信仰
はじめに
一、源資通の語る斎宮の姿
二、【セン】子女王
三、孝標女と天照御神信仰
四、「天照御神」とは何か
おわりに
第十九章 文学サロンとしての斎宮空間
はじめに
一、斎宮イメージの形成と柔子内親王
二、良子内親王の貝合
三、『堤中納言物語』「貝合」との関わり
おわりに
第二十章 反復される斎宮と密通の語り
はじめに
一、『小柴垣草紙』について
二、『小柴垣草紙』短文系統の内容
三、短文系統から長文系統
四、撹乱される規範
おわりに
終章 物語史の中の斎宮
はじめに
一、歴史から物語へ
二、『伊勢物語』狩の使章段と『源氏物語』秋好中宮
三、『狭衣物語』の斎宮と王権
四、斎宮と女帝の物語
五、<王権>を支える<天照神>と斎宮
おわりに
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